均質な材料でできた固体の物体の重心及び安定に関する次のAからEの記述について、適切でないもののみをすべて挙げた組合せは1~5のうちどれか。
A 直方体の物体の置き方を変える場合、重心の位置が高くなるほど安定性は悪くなる。
B 重心の位置が物体の外部にある物体であっても、置き方を変えると重心の位置が物体の内部に移動する場合がある。
C 複雑な形状の物体の重心は、二つ以上の点になる場合があるが、重心の数が多いほどその物体の安定性は良くなる。
D 直方体の物体の置き方を変える場合、物体の底面積が小さくなるほど安定性は悪くなる。
E 水平面上に置いた直方体の物体を傾けた場合、重心からの鉛直線がその物体の底面を通るときは、その物体は元の位置に戻らないで倒れる。
1:A、B、C
2:A、D
3:B、C、D
4:B、C、E
5:C、D、E
答:4
A 正しい。直方体の物体の置き方を変える場合、重心の位置が高くなるほど安定性は悪くなる。
B 誤り。物体の位置や置き方が変わっても、重心は変わらない。
C 誤り。複雑な形状の物体であっても、物体の重心は、一つの点である。
D 正しい。直方体の物体の置き方を変える場合、物体の底面積が小さくなるほど安定性は悪くなる。
E 誤り。水平面上に置いた直方体の物体を傾けた場合、重心からの鉛直線がその物体の底面を通るときは、その物体は倒れずに元の位置に戻る。