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原動機及び電気

R4後期-問21

電気に関する記述として、適切なものは次のうちどれか。

1:交流用の電圧計や電流計の計測値は、電圧や電流の最大値を示している。

2:直流は、変圧器によって容易に電圧を変えることができる。

3:電力として配電される交流は、同一地域内であっても家庭用と工場の動力用では周波数が異なる。

4:電動機は、電気エネルギーを機械力に変換する装置である。

5:単相交流を三つ集め、電流及び電圧の大きさ並びに電流の方向が時間の経過に関係なく一定となるものを三相交流という。

解答と解説

R4後期-問22

電圧、電流、抵抗及び電力に関する記述として、適切でないものは次のうちどれか。

1:抵抗を直列につないだときの合成抵抗の値は、個々の抵抗の値のどれよりも大きい。

2:導体でできた円形断面の電線の場合、断面の直径が同じまま長さが2倍になると抵抗の値は2倍になり、長さが同じまま断面の直径が2倍になると抵抗の値は4分の1になる。

3:抵抗の単位はオーム(Ω)で、1000000Ωは1MΩとも表す。

4:回路の抵抗が同じ場合、回路に流れる電流が大きいほど回路が消費する電力は大きくなる。

5:回路に流れる電流の大きさは、回路の抵抗に比例し、回路にかかる電圧に反比例する。

解答と解説

R4後期-問23

クレーンの電動機に関する記述として、適切でないものは次のうちどれか。

1:かご形三相誘導電動機は、スリップリングやブラシがない極めて簡単な構造である。

2:三相誘導電動機の回転子は、固定子の回転磁界により回転するが、負荷がかかると同期速度より15~20%遅く回転する性質がある。

3:直流電動機では、固定子を界磁と呼ぶ。

4:三相誘導電動機の同期速度は、周波数を一定とすれば、極数が少ないほど速くなる。

5:巻線形三相誘導電動機は、固定子側、回転子側ともに巻線を用いた構造で、回転子側の巻線はスリップリングを通して外部抵抗と接続するようになっている。

解答と解説

R4後期-問24

クレーンの電動機の付属機器に関する記述として、適切でないものは次のうちどれか。

1:押しボタン制御器は、直接制御器の一種であり、電動機の正転と逆転のボタンを同時に押せない構造となっている。

2:ユニバーサル制御器は、一つのハンドルを前後左右や斜めに操作できるようにし、二つの制御器を同時に又は単独で操作できる構造になっている。

3:ドラム形直接制御器は、ハンドルで回される円弧状のセグメントと固定フィンガーにより主回路を開閉する構造である。

4:共用保護盤は、外部から供給された電力を各制御盤へ配電することを主目的とし、各電動機やその回路を保護するための装置をひとまとめにしたものである。

5:配線用遮断器は、通常の使用状態の電路の開閉のほか、過負荷、短絡などの際には、自動的に電路の遮断を行う機器である。

解答と解説

R4後期-問25

クレーンの給電装置に関する記述として、適切なものは次のうちどれか。

1:爆発性のガスや粉じんが発生するおそれのある場所では、トロリダクトを用いた防爆構造の給電方式が採用される。

2:すくい上げ式トロリ線給電は、がいしでトロリ線をつり下げ、パンタグラフを用いてトロリ線をすくい上げて集電する方式である。

3:旋回体、ケーブル巻取式などの回転部分への給電には、トロリバーが用いられる。

4:キャブタイヤケーブル給電は、充電部が露出している部分が多いので、感電の危険性が高い。

5:トロリ線給電のうち絶縁トロリ線方式のものは、一本一本のトロリ線が、すその開いた絶縁物で被覆されており、集電子はその間を摺動して集電する。

解答と解説

R4後期-問26

クレーンの電動機の制御に関する記述として、適切でないものは次のうちどれか。

1:コースチングノッチは、制御器の第1ノッチとして設けられ、ブレーキにのみ通電してブレーキを緩めるようになっているノッチである。

2:間接制御は、電動機の主回路に電磁接触器を挿入し、主回路の開閉を電磁接触器に行わせる方式で、制御器は、主回路を開閉する電磁接触器の電磁コイル回路の開閉を受け持つ。

3:直接制御は、間接制御に比べ、制御器は小型・軽量であるが、設備費が高い。

4:巻線形三相誘導電動機の半間接制御は、電流の多い一次側を電磁接触器で間接制御し、電流の比較的少ない二次側を直接制御器で直接制御する方式である。

5:ゼロノッチインターロックは、各制御器のハンドルが停止位置になければ、主電磁接触器を投入できないようにしたものである。

解答と解説

R4後期-問27

クレーンの巻線形三相誘導電動機の速度制御方式などに関する記述として、適切でないものは次のうちどれか。

1:二次抵抗制御は、回転子の巻線に接続した抵抗器の抵抗値を変化させて速度制御するもので、始動時には二次抵抗を全抵抗挿入状態から順次短絡することにより、緩始動することができる。

2:渦電流ブレーキ制御は、電気的なブレーキのためブレーキライニングのような消耗部分がなく、制御性も優れている。

3:サイリスター一次電圧制御は、電動機の回転数を検出し、指定された速度と比較しながら制御するため、極めて安定した速度が得られる。

4:電動油圧押上機ブレーキ制御は、機械的な摩擦力を利用して制御するため、ブレーキライニングの摩耗を伴う。

5:ダイナミックブレーキ制御は、巻下げの速度制御時に電動機の一次側を交流電源から切り離し、一次側に直流電源を接続して通電し、直流励磁を加えることにより制動力を得るものであるが、つり荷が重い場合には低速での巻下げができない。

解答と解説

R4後期-問28

電気回路の絶縁、絶縁体、スパークなどに関する記述として、適切なものは次のうちどれか。

1:ナイフスイッチは、切るときよりも入れるときの方がスパークが大きいので、入れるときはできるだけスイッチに近づかないようにして、側方などから行う。

2:スパークは、回路にかかる電圧が高いほど大きくなり、その熱で接点の損傷や焼付きを発生させることがある。

3:絶縁物の絶縁抵抗は、漏えい電流を回路電圧で除したものである。

4:雲母は、電気の導体である。

5:電気回路の絶縁抵抗は、ボルトメーターと呼ばれる絶縁抵抗計を用いて測定する。

解答と解説

R4後期-問29

電気計器の使用方法に関する記述として、適切でないものは次のうちどれか。

1:回路計(テスター)では、測定する回路の電圧や電流の大きさの見当がつかない場合は、最初に測定範囲の最小レンジで測定する。

2:アナログテスターでは、正確な値を測定するため、あらかじめ調整ねじで指針を「0」に合わせる0点調整を行ってから測定する。

3:電流計は、測定する回路に直列に接続して測定し、電圧計は、測定する回路に並列に接続して測定する。

4:電流計で大電流を測定する場合は、交流では変流器を、直流では分流器を使用する。

5:電圧計で交流高電圧を測定する場合は、計器用変圧器により降圧した電圧を測定する。

解答と解説

R4後期-問30

感電及びその防止に関する記述として、適切なものは次のうちどれか。

1:感電による死亡原因としては、心室細動の発生、呼吸停止及び電気火傷があげられる。

2:天井クレーンは、鋼製の走行車輪を経て走行レールに接触しているため、走行レールが接地されている場合は、クレーンガーダ上で走行トロリ線の充電部分に身体が接触しても、感電の危険はない。

3:接地線には、できるだけ電気抵抗の大きな電線を使った方が丈夫で、安全である。

4:感電による危険を電流と時間の積によって評価する場合、一般に500ミリアンペア秒が安全限界とされている。

5:人体は身体内部の電気抵抗が皮膚の電気抵抗よりも大きいため、電気火傷の影響は皮膚深部には及ばないが、皮膚表面は極めて大きな傷害を受ける。

解答と解説

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