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力学
H27後期-問31
物体の運動に関し、次のうち誤っているものはどれか。
1:外から力が作用しない限り、静止している物体が静止の状態を、また、運動している物体が同一の運動の状態を続けようとする性質を慣性という。
2:物体の速度が10秒間に10m/sから35m/sになったときの加速度は、2.5m/s2である。
3:運動している物体の運動の方向を変えるのに要する力は、物体の質量が大きいほど大きくなる。
4:等速直線運動をしている物体の移動した距離をL、その移動に要した時間をTとすれば、その速さVは、V=L×Tで求められる。
5:運動の速さと向きを示す量を速度といい、速度の変化の程度を示す量を加速度という。
H27後期-問32
物体の質量及び比重に関し、次のうち誤っているものはどれか。
1:鉛1m3の質量は、約11.4tである。
2:物体の体積をV、その単位体積当たりの質量をdとすれば、その質量Wは、W=V×dで求められる。
3:銅の比重は、約8.9である。
4:形状が立方体で材質が同じ物体では、各辺の長さが4倍になると質量は12倍になる。
5:水2.7m3の質量とアルミニウム1m3の質量はほぼ同じである。
H27後期-問33
軟鋼の材料の強さ、応力などに関し、次のうち誤っているものはどれか。
1:材料に荷重が作用し変形するとき、変形量の元の長さに対する割合をひずみという。
2:引張試験で、材料が破断するまでにかけられる最大の荷重を元の断面積で除した値を引張強さという。
3:材料に荷重をかけると変形が生じるが、荷重がごく小さい間は荷重を取り除くと元の形に戻る。
4:材料に荷重をかけると、材料の内部にはその荷重に抵抗し、つり合いを保とうとする内力が生じる。
5:圧縮応力は、材料に作用する圧縮荷重を材料の表面積で除して求められる。
H27後期-問34
力に関し、次のうち誤っているものはどれか。
1:力の三要素とは、力の大きさ、力の向き及び力の作用点をいう。
2:一直線上に作用する二つの力の合力の大きさは、その二つの力の大きさの和又は差で求められる。
3:一つの物体に大きさの異なる複数の力が作用して物体が動くとき、その物体は最も大きい力の方向に動く。
4:力を図で表す場合、力の作用点から力の向きに力の大きさに比例した長さの線分を書き、力の向きを矢印で示す。
5:てこを使って重量物を持ち上げる場合、握りの位置を支点に近づけるほど大きな力が必要になる。
H27後期-問35
物体の重心及び安定に関し、次のうち誤っているものはどれか。
1:直方体の物体の置き方を変える場合、重心の位置が高くなるほど安定性は悪くなる。
2:複雑な形状の物体の重心は、二つ以上の点になる場合がある。
3:重心は、物体の形状によっては必ずしも物体の内部にあるとは限らない。
4:物体を構成する各部分には、それぞれ重力が作用しており、それらの合力の作用点を重心という。
5:水平面上に置いた直方体の物体を手で傾けた場合、重心からの鉛直線がその物体の底面を通るときは、手を離すとその物体は元の位置に戻る。
H27後期-問36
荷重に関し、次のうち誤っているものはどれか。
1:集中荷重は、一点又は非常に狭い面積に作用する荷重である。
2:せん断荷重は、材料を押し縮めるように働く荷重である。
3:クレーンのフックには、引張荷重と曲げ荷重がかかる。
4:荷を巻下げしているときに急制動すると、玉掛け用ワイヤロープには、衝撃荷重がかかる。
5:繰返し荷重には、片振り荷重と両振り荷重がある。
H27後期-問37
図のように、質量16tの荷を2本の玉掛け用ワイヤロープを用いてつり角度60°でつるとき、1本のワイヤロープにかかる張力の値に最も近いものは1~5のうちどれか。
ただし、重力の加速度は9.8m/s2、cos30°=0.86とし、ワイヤロープの質量は考えないものとする。
1:78N
2:78kN
3:91N
4:91kN
5:111N
H27後期-問38
図のように三つの重りをつるした天びんが支点Oでつり合っているとき、B点における重りPの質量は1~5のうちどれか。
ただし、天びん棒及びワイヤロープの質量は考えないものとする。
1:20kg
2:35kg
3:45kg
4:53kg
5:70kg
H27後期-問39
図のような組合せ滑車を用いて質量20kgの荷をつるとき、これを支えるために必要な重りの質量Wは、1~5のうちどれか。
ただし、滑車及びワイヤロープの質量並びに摩擦は考えないものとする。
1:4kg
2:5kg
3:10kg
4:20kg
5:40kg
H27後期-問40
図はブレーキのモデルを示したものである。質量3tの荷が落下しないようにするためにブレーキシューを押す最小の力Fは1~5のうちどれか。
ただし、重力の加速度は9.8m/s2、接触面の停止摩擦係数は0.6とする。
1:5.9kN
2:17.6kN
3:29.4kN
4:49.0N
5:49.0kN
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