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力学
H23前期-問31
物体の運動に関し、次のうち誤っているものはどれか。
1:運動の向きと速さを示す量を速度といい、速度の変化の程度を示す量を加速度という。
2:物体が円運動をしているとき、物体の速さを大きくすると、遠心力は小さくなる。
3:物体に加速度が生じるとき、次第に速度が増加する場合を正の加速度、減少する場合を負の加速度という。
4:外から力が作用しない限り、静止している物体は静止の状態を、また、運動している物体は同一の運動の状態を続けようとする性質を慣性という。
5:ある物体が他の物体に対してその位置を変えることを運動という。
H23前期-問33
物体に働く摩擦力に関し、次のうち誤っているものはどれか。
1:物体が他の物体に接触しながら運動しているときに働く摩擦力を運動摩擦力という。
2:他の物体に接触して静止している物体に、接触面に沿う方向の力が作用するとき、接触面に働く摩擦力を静止摩擦力という。
3:静止摩擦係数をμ、物体の接触面に作用する垂直力をNとすれば、最大静止摩擦力Fは、F=μ×Nで求められる。
4:物体に働く最大静止摩擦力は、運動摩擦力より小さい。
5:同一の物体を動かす場合、転がり摩擦力は滑り摩擦力に比べると小さい。
H23前期-問34
天井クレーンが図のような位置で質量10tの荷をつり上げている場合、支点A、Bにかかる力の組合せとして、正しいものは1~5のうちどれか。
ただし、重力の加速度は9.8m/s2とし、ガーダ、クラブトロリ等の質量は考えないものとする。
1:A=63kN B=35kN
2:A=56kN B=42kN
3:A=49kN B=49kN
4:A=42kN B=56kN
5:A=35kN B=63kN
H23前期-問35
力に関し、次のうち誤っているものはどれか。
1:一般に、力が物体に作用する位置を変えると、力の大きさは同じでも、物体に与える効果が変わる。
2:一直線上に作用する二つの力の合力の大きさは、それらの和又は差で示される。
3:物体の一点に二つ以上の力が働いているとき、その二つ以上の力をそれと同じ効果をもつ一つの力にまとめることができる。
4:力の作用と反作用とは、同じ直線上で作用し、大きさが等しく、向きが反対である。
5:力の大きさをF、腕の長さをLとすれば、力のモーメントMは、M=F/Lで求められる。
H23前期-問36
物体の重心に関し、次のうち誤っているものはどれか。
1:物体は、底面の形状が同じならば、一般に重心が低い位置になるほど安定性が良い。
2:物体の重心の位置は、どのような形状でも必ずその物体の内部にある。
3:物体を一点づりすると、その重心は必ずつった点を通る鉛直線上にある。
4:物体を構成する各部分には、それぞれ重力が作用しており、それらの合力の作用点を重心という。
5:直方体の物体の重心を通る鉛直線が、底面の外側に出てしまったときは、物体は元に戻らないで転倒する。
H23前期-問38
図のような組合せ滑車を用いて質量Wの荷をつり上げるとき、これを支えるために必要な力Fは、1~5のうちどれか。
ただし、gは重力の加速度とし、滑車及びワイヤロープの質量、摩擦等は考えないものとする。
1:Wg/2
2:Wg/4
3:Wg/6
4:Wg/8
5:Wg
H23前期-問39
荷重に関し、次のうち誤っているものはどれか。
1:クレーンの巻上げドラムの軸には、曲げ荷重とねじり荷重がかかる。
2:つり荷を急激につり上げると、ワイヤロープには衝撃荷重がかかる。
3:玉掛け用ワイヤロープを掛けるフックには、引張荷重と曲げ荷重がかかる。
4:静荷重は、荷をつり上げて静止した状態のように、力の大きさと向きが変わらない荷重である。
5:一箇所又は非常に狭い面積に作用する荷重を分布荷重という。
H23前期-問40
図のように質量4tの荷を2本の玉掛け用ワイヤロープを用いてつり角度30°でつるとき、使用することができるワイヤロープの最小径は1~5のうちどれか。
ただし、ワイヤロープの切断荷重は、それぞれに記載したとおりとする。
1:ワイヤロープの直径(mm)=16 切断荷重(kN)=126
2:ワイヤロープの直径(mm)=18 切断荷重(kN)=160
3:ワイヤロープの直径(mm)=20 切断荷重(kN)=197
4:ワイヤロープの直径(mm)=22 切断荷重(kN)=239
5:ワイヤロープの直径(mm)=24 切断荷重(kN)=284
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