かご形三相誘導電動機の説明として、誤っているものは次のうちどれか。
1:回転子は、鉄心のまわりに太い導線(バー)がかご形に配置された簡単な構造である。
2:巻線形三相誘導電動機に比べて簡単な構造であり、故障が少なく取扱いも容易である。
3:二次側には、スリップリングはない。
4:露出導電部がないので、粉じん濃度がある程度高い環境でも使用できる。
5:回転子は、固定子側の回転磁界により回転するが、負荷がかかると同期速度より15~20%程度遅く回転する。
答:5
1:正しい。回転子は、鉄心のまわりに太い導線(バー)がかご形に配置された簡単な構造である。
2:正しい。巻線形三相誘導電動機に比べて簡単な構造であり、故障が少なく取扱いも容易である。
3:正しい。二次側には、スリップリングはない。
4:正しい。露出導電部がないので、粉じん濃度がある程度高い環境でも使用できる。
5:誤り。回転子は、固定子側の回転磁界により回転するが、同期速度より2~5%程度遅く回転する性質がある。