Home > R5前期問題と解答・解説 > ボイラーの構造(1~10)

スポンサーリンク

ボイラーの構造(1~10)

R5前期-問1

熱及び蒸気について、適切でないものは次のうちどれか。

1:水の温度は、沸騰を開始してから全部の水が蒸気になるまで一定である。

2:過熱蒸気の温度と、同じ圧力の飽和蒸気の温度との差を過熱度という。

3:飽和水の比エンタルピは、圧力が高くなるほど小さくなる。

4:飽和蒸気の比体積は、圧力が高くなるほど小さくなる。

5:飽和水の蒸発熱は、圧力が高くなるほど小さくなり、臨界圧力に達するとゼロになる。

解答と解説

R5前期-問2

水管ボイラーについて、適切でないものは次のうちどれか。

1:水管ボイラーは、ボイラー水の流動方式によって自然循環式、強制循環式及び貫流式に分類される。

2:強制循環式水管ボイラーは、ボイラー水の循環系路中に設けたポンプによって、強制的にボイラー水の循環を行わせる。

3:二胴形水管ボイラーは、炉壁内面に水管を配した水冷壁と、上下ドラムを連絡する水管群を組み合わせた形式のものが一般的である。

4:高圧大容量の水管ボイラーには、全吸収熱量のうち、蒸発部の接触伝熱面で吸収される熱量の割合が大きい放射形ボイラーが用いられる。

5:貫流ボイラーは、管系だけで構成され、蒸気ドラム及び水ドラムを必要としないので、高圧ボイラーに適している。

解答と解説

R5前期-問3

鋳鉄製ボイラーについて、適切でないものは次のうちどれか。

1:温水ボイラーの温水温度は、120℃以下に限られる。

2:重力循環方式の蒸気ボイラーでは、給水管はボイラー本体の安全低水面の位置に直接取り付ける。

3:ポンプ循環方式の蒸気ボイラーの場合、返り管は安全低水面以下150mm以内の高さに取り付ける。

4:ウェットボトム式は、ボイラー底部に耐火材を必要としない構造となっている。

5:鋼製ボイラーに比べ、熱による不同膨張によって割れが生じやすい。

解答と解説

R5前期-問4

ボイラーに用いられるステーについて、適切でないものは次のうちどれか。

1:平鏡板は、圧力に対して強度が弱く変形しやすいので、大径のものや高い圧力を受けるものはステーによって補強する。

2:管ステーは、煙管よりも肉厚の鋼管を管板に溶接又はねじ込みによって取り付ける。

3:管ステーを火炎に触れる部分にねじ込みによって取り付ける場合には、焼損を防ぐためねじ込み後に、ころ広げをして完了とする。

4:ガセットステーは、平板によって鏡板を胴で支えるもので、溶接によって取り付ける。

5:ガセットステーは、熱応力を緩和するため、鏡板にブリージングスペースを設けて取り付ける。

解答と解説

R5前期-問5

ボイラーの水面測定装置について、適切でないものは次のうちどれか。

1:貫流ボイラーを除く蒸気ボイラーには、原則として、2個以上のガラス水面計を見やすい位置に取り付ける。

2:ガラス水面計は、可視範囲の最下部がボイラーの安全低水面と同じ高さになるように取り付ける。

3:丸形ガラス水面計は、主として最高使用圧力1MPa以下の丸ボイラーなどに用いられる。

4:平形透視式水面計は、ガラスの前面から見ると水部は光が通って黒色に見え、蒸気部は白色に光って見える。

5:二色水面計は、光線の屈折率の差を利用したもので、蒸気部は赤色に、水部は緑色(青色)に見える。

解答と解説

R5前期-問6

温水ボイラーの逃がし管及び逃がし弁について、適切でないものは次のうちどれか。

1:膨張した水を膨張タンクに逃がす場合、そのタンクに密閉型を用いる場合には、逃がし弁を取り付ける。

2:逃がし管は、ボイラーが高圧になるのを防ぐ安全装置である。

3:逃がし管には、途中に弁やコックを取り付けてはならない。

4:逃がし管は、伝熱面積に応じて最大径が定められている。

5:逃がし弁は、水の膨張により圧力が設定した圧力を超えると、弁体を押し上げ、水を逃がすものである。

解答と解説

R5前期-問7

ボイラーのエコノマイザについて、適切でないものは次のうちどれか。

1:エコノマイザには、一般に鋼管形が用いられる。

2:エコノマイザ管には、平滑管やひれ付き管が用いられる。

3:エコノマイザ管は、エコノマイザに使用される伝熱管である。

4:エコノマイザを設置すると、ガス温度が低下するため、煙突によって生じる通風力が増加する。

5:エコノマイザは、燃料の性状によっては低温腐食を起こすことがある。

解答と解説

R5前期-問8

ボイラーに使用するブルドン管圧力計について、適切でないものは次のうちどれか。

1:圧力計は、原則として、胴又は蒸気ドラムの一番高い位置に取り付ける。

2:圧力計のコックは、ハンドルが管軸と直角方向になったときに閉じるように取り付ける。

3:圧力計と胴又は蒸気ドラムとの間にオリフィスを取り付け、蒸気がブルドン管に直接入らないようにする。

4:圧力計では、ブルドン管に圧力が加わり管の円弧が広がると、歯付扇形片が動いて小歯車が回転し、指針が圧力を示す。

5:ブルドン管は、断面が扁平な管を円弧状に曲げ、その一端を固定し他端を閉じたものである。

解答と解説

R5前期-問9

ボイラーのシーケンス制御回路に使用される電気部品について、適切でないものは次のうちどれか。

1:電磁継電器は、コイルに電流が流れて鉄心が励磁され、吸着片を引き付けることによって接点を切り替える。

2:電磁継電器のメーク接点(a接点)は、コイルに電流が流れると開となり、電流が流れないと閉となる。

3:電磁継電器のブレーク接点(b接点)を用いることによって、入力信号に対して出力信号を反転させることができる。

4:タイマは、適当な時間の遅れをとって接点を開閉するリレーで、シーケンス回路によって行う自動制御回路に多く利用される。

5:リミットスイッチは、物体の位置を検出し、その位置に応じた制御動作を行うために用いられるもので、マイクロスイッチや近接スイッチがある。

解答と解説

R5前期-問10

ボイラーの燃焼装置・燃焼安全装置に求められる要件について、適切でないものは次のうちどれか。

1:燃焼装置は、燃焼が停止した後に、燃料が燃焼室内に流入しない構造のものであること。

2:燃焼装置は、燃料漏れの点検・保守が容易な構造のものであること。

3:燃焼装置には、主安全制御器、火炎検出器、燃料遮断弁などで構成される信頼性の高い燃焼安全装置が設けられていること。

4:燃焼安全装置は、ファンが異常停止した場合に、主バーナへの燃料の供給を直ちに遮断する機能を有するものであること。

5:燃焼安全装置は、異常消火の場合に、主バーナへの燃料の供給を直ちに遮断し、修復後は手動又は自動で再起動する機能を有するものであること。

解答と解説

スポンサーリンク

Home > R5前期問題と解答・解説 > ボイラーの構造(1~10)

Page Top

© 2011-2023 過去問.com