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マネジメント系
H27春期-問32
ソフトウェア開発モデルの一つであるウォータフォールモデルの記述として、適切なものはどれか。
ア:オブジェクト指向開発において、設計とプログラミングを何度か行き来し、トライアンドエラーで改良していく手法である。
イ:サブシステムごとに開発プロセスを繰り返し、利用者の要求に対応しながら改良していく手法である。
ウ:システム開発の工程を段階的に分割し、前工程の成果物に基づいて後工程の作業を順次進めていく手法である。
エ:システム開発の早い段階で試作品を作成し、利用者の意見を取り入れながら要求や仕様を確定する手法である。
H27春期-問33
内部統制の観点から、担当者間で相互けん制を働かせることで、業務における不正や誤りが発生するリスクを減らすために、担当者の役割を決めることを何というか。
ア:権限委譲
イ:職務分掌
ウ:モニタリング
エ:リスク分散
H27春期-問34
自社で使用する情報システムの開発を外部へ委託した。受入れテストに関する記述のうち、適切なものはどれか。
ア:委託先が行うシステムテストで不具合が報告されない場合、受入れテストを実施せずに合格とする。
イ:委託先に受入れテストの計画と実施を依頼しなければならない。
ウ:委託先の支援を受けるなどし、自社が受入れテストを実施する。
エ:自社で受入れテストを実施し、委託先がテスト結果の合否を判定する。
H27春期-問35
システム要件定義の段階で、検討したシステム要件の技術的な実現性を確認するために有効な作業として、適切なものはどれか。
ア:業務モデルの作成
イ:ファンクションポイントの算出
ウ:プロトタイピングの実施
エ:利用者の要求事項の収集
H27春期-問36
情報システムの設備を維持・保全するファシリティマネジメントに関する記述はどれか。
ア:情報システムの開発プロジェクトを成功させるために、スケジュール、予算、人的資源などを管理する。
イ:情報システムの障害監視やバックアップの取得などを管理する。
ウ:情報システムを稼働させているデータセンタなどの施設を管理する。
エ:情報システムを使用するためのユーザIDとパスワードを管理する。
H27春期-問37
ITサービスマネジメントにおけるITサービス継続性管理とは、災害などの発生時にビジネスへの悪影響を最小限にするための活動である。ITサービス継続性管理においてPDCAサイクルのA(Act)に該当するものはどれか。
ア:ITサービスを継続するための復旧方法などを定めた復旧計画書を策定する。
イ:災害の発生を想定して、要員に対する定期的な教育や訓練を実施する。
ウ:復旧計画の内容についてレビューやテストを実施して検証する。
エ:レビューやテストの実施結果に基づいて、必要であれば復旧計画書を見直す。
H27春期-問38
新たなシステムの運用に当たって、サービスレベル管理を導入した。サービスレベル管理の目的に関する記述のうち、適切なものはどれか。
ア:サービスの利用者及び提供者とは独立した第三者がサービスを監視し、サービスレベルが低下しないようにするためのものである。
イ:サービスレベルを利用者と提供者が合意し、それを維持・改善するためのものである。
ウ:追加コストを発生させないことを条件に、提供するサービスの品質レベルを上げるためのものである。
エ:提供されるサービスが経営に貢献しているレベルを利用者が判断するためのものである。
H27春期-問39
システム監査における評価に関する記述のうち、適切なものはどれか。
ア:監査証拠がない部分は、推測によって評価する。
イ:監査証拠に基づいて評価しなければならない。
ウ:システム利用部門の意向に従い評価する。
エ:被監査部門の意向に従い評価する。
H27春期-問41
PMBOKについて説明したものはどれか。
ア:システム開発を行う組織がプロセス改善を行うためのガイドラインとなるものである。
イ:組織全体のプロジェクトマネジメントの能力と品質を向上し、個々のプロジェクトを支援することを目的に設置される専門部署である。
ウ:ソフトウェアエンジニアリングに関する理論や方法論、ノウハウ、そのほかの各種知識を体系化したものである。
エ:プロジェクトマネジメントの知識を体系化したものである。
H27春期-問42
ITガバナンスについて記述したものはどれか。
ア:企業が、ITの企画、導入、運営及び活用を行うに当たり、関係者を含む全ての活動を適正に統制し、目指すべき姿に導く仕組みを組織に組み込むこと
イ:企業を効率的に支える、IT運用の考え方、手法やプロセスなどについて様々な成功事例をまとめたもの
ウ:業務改革又は業務の再構築のために、ITを最大限に利用して、これまでの仕事の流れを根本的に変え、コスト、品質、サービス及び納期の面で、顧客志向を徹底的に追及できるように業務プロセスを設計し直すこと
エ:組織体として業務とシステムの改善を図るフレームワークであり、顧客ニーズをはじめとする社会環境やIT自体の変化に素早く対応できるよう、“全体最適”の観点から業務やシステムを改善するための仕組み
H27春期-問43
情報システムの品質マネジメントの考え方に関する記述a~dのうち、適切なものだけを全て挙げたものはどれか。
a PDCAサイクルによる継続的な取組みが、品質の改善には有効である。
b 多くの機能をもつシステムほど品質が高い。
c 欠陥の予防コストは、不具合発生時に是正するコストよりも一般的に少ない。
d 適切な設計や製造によって品質を高めることができる。
ア:a、b、d
イ:a、c
ウ:a、c、d
エ:c、d
H27春期-問44
ITサービスマネジメントにおいて、インシデントの根本原因を解決して再発を防止することを活動目的とするプロセスとして、適切なものはどれか。
ア:インシデント管理
イ:変更管理
ウ:問題管理
エ:リリース管理
H27春期-問46
システム開発プロジェクトの品質マネジメントには、成果物の品質要求事項や品質標準を定め、それらを達成するための方法を明確にする品質計画プロセスがある。品質計画プロセスの考え方として、適切なものはどれか。
ア:過去のシステム開発プロジェクトの成果物に全く同じものが無ければ、過去の品質標準は参考にならない。
イ:全てのプロジェクトでスケジュールを最優先すべきなので、目標とする品質を達成させるためのレビューやテストの期間は短くしてよい。
ウ:全てのプロジェクトで品質を最優先し、成果物の品質を高めるためには予算に制約を設定すべきではない。
エ:目標とする品質を達成させるための活動によってもたらされる、手直しの減少や生産性の向上、ステークホルダの満足度の向上などの効果と、必要なコストを比較検討する。
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