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マネジメント系
H25春期-問31
IT統制は、ITに係る全般統制や業務処理統制などに分類される。全般統制はそれぞれの業務処理統制が有効に機能する環境を保証する統制活動のことをいい、業務処理統制は業務を管理するシステムにおいて承認された業務が全て正確に処理、記録されることを確保するための統制活動のことをいう。統制活動に関する記述のうち、全般統制に当たるものはどれか。
ア:全社で共通に用いるシステム開発規程
イ:全社で共通に用いる人事システムの利用範囲の限定方法
ウ:全社で共通に用いる経理システムのマスタデータの維持管理方法
エ:全社で共通に用いる購買システムの入力エラーの修正手続
H25春期-問32
実環境と同様のハードウェア、ソフトウェアを準備し、端末からの問合せのレスポンスタイムが目標値に収まることを検証した。このテストはどれか。
ア:システムテスト
イ:ソフトウェア結合テスト
ウ:単体テスト
エ:ホワイトボックステスト
H25春期-問33
システム開発プロセスには、システム要件定義、システム設計、プログラミング、テスト、ソフトウェア受入れがある。新規のシステム開発において、開発の初期の段階でシステム要件として定義するものはどれか。
ア:システムの機器構成
イ:システムの開発標準
ウ:システムの対象範囲
エ:システムのテスト計画
H25春期-問34
プロジェクトの人的資源の割当てなどを計画書にまとめた。計画書をまとめる際の考慮すべき事項に関する記述のうち、最も適切なものはどれか。
ア:各プロジェクトメンバの作業時間の合計は、プロジェクト全期間を通じて同じになるようにする。
イ:プロジェクト開始時の要員確保が目的なので、プロジェクト遂行中のメンバの離任時の対応は考慮しない。
ウ:プロジェクトが成功することが最も重要なので、各プロジェクトメンバの労働時間の上限は考慮しない。
エ:プロジェクトメンバ全員が各自の役割と責任を明確に把握できるようにする。
H25春期-問35
ソフトウェアの受入れ検収以降、一定期間内に発見された欠陥に対して、開発側が無償で修正を行ったり損害賠償責任を負ったりすることを何と呼ぶか。
ア:瑕疵担保責任
イ:システム監査
ウ:サービスレベル契約(SLA)
エ:予防保守
H25春期-問36
プロジェクトの参加メンバが、それぞれ1対1で情報の伝達を行う必要がある。このとき、プロジェクトの参加メンバ数と情報の伝達を行うために必要な経路の数との関係に関する記述として、適切なものはどれか。
ア:参加メンバが1人増えた場合の経路の数の増分は、元の参加メンバが多いほど大きくなる。
イ:参加メンバが1人増えると経路の数は必ずーつ増加する。
ウ:参加メンバ数xと経路の数yの関係はy=x!で表される。
エ:参加メンバ数xと経路の数yの関係はy=x2で表される。
H25春期-問37
ホワイトボックステストのテストケース作成に関する記述のうち、適切なものはどれか。
ア:入力条件が数値である項目に対して、文字データを設定してテストケースを作成する。
イ:入力データと出力データを関係グラフで表現し、その有効な組合せをテストケースとして作成する。
ウ:人の体重を入力するテストで、上限値を300kg、下限値を500gと設定してテストケースを作成する。
エ:プログラムの全ての分岐経路を少なくとも1回実行するようにテストケースを作成する。
H25春期-問38
プロジェクトに関する変更項目a~cのうち、プロジェクト・スコープでの変更管理の対象項目だけを全て挙げたものはどれか。
a 該当プロジェクト中に発生する要件に関係する関連法規の変更
b 顧客要求事項の変更
c プロジェクトメンバの所属部署名の変更
ア:a
イ:a、b
ウ:a、b、c
エ:b、c
H25春期-問39
複数のプロジェクト間の調整や各プロジェクトのマネジメントを支援する組織のことをプロジェクトマネジメントオフィスという。プロジェクトマネジメントオフィスの役割に関する記述a~cのうち、適切なものだけを全て挙げたものはどれか。
a 個々のプロジェクトに対して資金などの財政的な支援を行う。
b 担当要員の調整など、組織の共有資源の最適化を行う。
c プロジェクトマネージャの作業を支援する。
ア:a、b
イ:a、b、c
ウ:b、c
エ:c
H25春期-問40
システム開発における共通フレームの目的として、適切なものはどれか。
ア:コンピュータシステムの運用・管理業務に関して体系化されたガイドラインを提供する。
イ:事業者間などで用語やその意味する内容が異なっていることを想定し、相互の理解を助けるための共通の物差しを提供する。
ウ:システム開発時に管理・技術の両面で組織における情報セキュリティを確保するための対策を提供する。
エ:プロジェクト管理において必要な知識を体系化して提供する。
H25春期-問41
システム開発における保守プロセスの目的に関する説明として、次の記述中のa、bに入れる字句の適切な組合せはどれか。
保守プロセスは、障害への対応、性能の改善などを行うために、[ a ]のシステムやソフトウェアを[ b ]すること、又は変更された環境に適合させることを目的とする。
ア:a=納入前 b=運用
イ:a=納入前 b=修正
ウ:a=納入後 b=運用
エ:a=納入後 b=修正
H25春期-問42
ソフトウェア詳細設計の結果、ソフトウェア仕様書を作成した。この結果を受けて開発の次工程を担当する者は誰か。
ア:システム監査人
イ:システムの運用担当者
ウ:システムの利用者
エ:プログラマ
H25春期-問43
翌年度であるX年4月から開始されるプロジェクトのリスク対応計画を検討している。表に示される四つのリスクが想定されている場合に、対応への優先順位が最も高いと考えられるものはどれか。ここで、優先順位についてはリスクの発生確率と影響度を考慮し、また同じ優先度であるならば対応期限が迫っているリスクをできるだけ早急に対応する、という評価を行うこととする。
ア:リスク1
イ:リスク2
ウ:リスク3
エ:リスク4
H25春期-問44
作業項目の順序関係や依存関係を表すことができ、プロジェクトのスケジュール作成において使用する図として、適切なものはどれか。
ア:アローダイアグラム
イ:管理図
ウ:特性要因図
エ:パレート図
H25春期-問45
事業継続計画(BCP)における情報システムに関するファシリティマネジメントの施策のうち、大地震によってデータセンタが長期間停止することを想定した施策はどれか。
ア:サーバを高層階に配置し、津波などの浸水からサーバを保護する。
イ:データセンタ内のサーバにUPSを接続する。
ウ:データセンタ内の電源や回線などの各種設備を二重化する。
エ:データの同期を定期的に行うバックアップセンタを遠隔地に配置する。
H25春期-問46
ソフトウェアの品質特性を、機能性、使用性、信頼性、移植性などに分類した場合、機能性に該当するものはどれか。
ア:障害発生時にデータを障害前の状態に回復できる。
イ:仕様書どおりに操作ができ、適切な実行結果が得られる。
ウ:他のOS環境でも稼働できる。
エ:利用者の習熟時聞が短い。
H25春期-問47
システム監査人は、監査対象者と利害関係を有することは許されない。そのことを何と呼ぶか。
ア:システム監査人の監査能力
イ:システム監査人の実務経験
ウ:システム監査人の独立性
エ:システム監査人のプレゼンテーション能力
H25春期-問48
ファンクションポイント法の説明はどれか。
ア:外部入力や外部出力などの機能の数と難易度を基に開発規模を見積もる。
イ:過去の類似プロジェクトの実績を基に開発規模を見積もる。
ウ:ソフトウェアのソースコードの行数を基に工数を見積もる。
エ:プロジェクトの作業を最も詳細な作業に分割してそれぞれの工数を見積もり、集計することによって全体の工数を見積もる。
H25春期-問49
システム開発を、システム要件定義、外部設計、内部設計、プログラミングの順で進めるとき、画面のレイアウトや帳票の様式を定義する工程として、最も適切なものはどれか。
ア:システム要件定義
イ:外部設計
ウ:内部設計
エ:プログラミング
H25春期-問50
システム開発の節目ごとに、プロジェクト全体に必要なコストの見積りを行った。見積りの精度が最も高い時点はどれか。
ア:システム化計画時
イ:設計終了時
ウ:プログラミング終了時
エ:要件確定時
H25春期-問51
システム監査の実施内容に関する記述のうち、適切なものはどれか。
ア:ISO 9001に基づく品質マネジメントシステムを、品質管理責任者が構築し運営する。
イ:開発担当者が自ら開発したシステムの内容をテストする。
ウ:情報システムのリスクに対するコントロールが適切に整備・運用されているかを、監査対象から独立した第三者が評価する。
エ:専用のソフトウェアを使って、システム管理者がシステムのセキュリティホールを自ら検証する。
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