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ストラテジ系
H27春期-問1
組織が経営戦略と情報システム戦略に基づいて情報システムの企画・開発・運用・保守を行うとき、そのライフサイクルの中で効果的な情報システム投資及びリスク低減のためのコントロールを適切に行うための実践規範はどれか。
ア:コンピュータ不正アクセス対策基準
イ:システム監査基準
ウ:システム管理基準
エ:情報システム安全対策基準
H27春期-問2
個人情報の取得、活用事例に関する記述a~cのうち、個人情報保護法で禁止されていない行為だけを全て挙げたものはどれか。
a 自社商品の情報を送ることを明示して、景品付きアンケートを実施して集めた応募者リストを使い、新商品のキャンペーンメールを送信した。
b テレビの故障についてメールで問い合わせてきた個人に、冷蔵庫のキャンペーン案内のファイルを回答のメールに添付して送信した。
c 転職者が以前の職場の社員住所録を使い、転職の挨拶状も兼ねて新会社のキャンペーンチラシを送付した。
ア:a
イ:a、b
ウ:b、c
エ:c
H27春期-問4
SNSを企業内に導入する目的として、最も適切なものはどれか。
ア:会議時間の設定などの社員のスケジュール管理に要する手間を削減する。
イ:拠点ごとに関係者を1か所に集めて、会議の相手や資料などを画面に表示しながら会議を行うことで、出張による費用や時間を削減する。
ウ:ネットワーク上のコミュニティの場を通じて、業務上有益な人脈を形成する。
エ:りん議書の承認といった複数の社員の手続が必要な作業において、書類の人手による搬送の手間を削減する。
H27春期-問5
KPIの説明として、適切なものはどれか。
ア:企業目標の達成に向けて行われる活動の実行状況を計るために設定する重要な指標
イ:経営計画で設定した目標を達成するための最も重要な要因
ウ:経営計画や業務改革が目標に沿って遂行され、想定した成果を挙げていることを確認する行為
エ:商品やサービスの価値を機能とコストの関係で分析し、価値を向上させる手法
H27春期-問7
NDA(Non Disclosure Agreement)の事例はどれか。
ア:ITサービスを提供する前に、サービスの提供者と顧客の間で提供されるサービス内容について契約で定めた。
イ:コンピュータ設備の売主が財産権を移転する義務を負い、買主がその代金を支払う義務を負うことについて契約で定めた。
ウ:システム開発などに際して、委託者と受託者間でお互いに知り得た相手の秘密情報の守秘義務について契約で定めた。
エ:汎用パッケージ導入の委託を受けた者が自己の裁量と責任によって仕事を行い、仕事の完了をもって報酬を受けることについて契約で定めた。
H27春期-問8
システム構築の流れを、企画プロセス、要件定義プロセス、開発プロセス、運用プロセス、保守プロセスに分けたとき、企画プロセスにおいて実施する作業として適切なものはどれか。
ア:システム化しようとする対象業務の問題点を分析し、実現すべき課題を定義する。
イ:システムに関係する利害関係者のニーズや要望、制約事項を定義する。
ウ:システムの応答時間や処理時間の評価基準を設定する。
エ:ソフトウェアの性能やセキュリティの仕様などに関する要件を文書化する。
H27春期-問9
商品の販売業務を行う労働者の就業形態のうち、販売業務を行う会社と雇用関係のある者を全て挙げたものはどれか。
a アルバイト
b 契約社員
c 派遣社員
d パートタイマ
ア:a、b
イ:a、b、d
ウ:b
エ:b、c
H27春期-問10
ソフトウェアライフサイクルを、企画プロセス、要件定義プロセス、開発プロセス、運用プロセスに分けるとき、要件定義プロセスの実施内容として、適切なものはどれか。
ア:業務及びシステムの移行
イ:システム化計画の立案
ウ:ソフトウェアの詳細設計
エ:利害関係者のニーズの識別
H27春期-問11
次の条件で、製品Xを製造する。部品Y、部品Zの歩留りが表のとおりであるとき、製品Xを300個製造するために必要な部品Yの原材料投入量aは何kgか。ここで、製品Xの歩留りは100%で、部品は全て新規に製造するものとする。
[製品Xの製造条件]
・1個の組立て製品Xは、3個の部品Y及び1個の部品Zで構成されている。
・部品Y及び部品Zは、それぞれの原材料から製造して用いる。
・部品Y及び部品Zは、原材料1kgから1個製造することができる。
ア:225
イ:250
ウ:900
エ:1,000
H27春期-問12
プロダクトポートフォリオマネジメントにおいて、分析対象となる製品や事業を、金のなる木、花形、負け犬及び問題児に分類するとき、縦軸と横軸に使われる指標の組合せとして適切なものはどれか。
a 顧客定着率
b 市場規模
c 市場成長率
d 市場占有率
ア:a、b
イ:a、c
ウ:b、d
エ:c、d
H27春期-問13
SFAの目的に関する記述として、適切なものはどれか。
ア:営業活動で入手した市場ニーズに対応して、製品の改良を図る。
イ:他の優れた企業の業績や組織の分析を通じて、自社の営業組織の見直しを図る。
ウ:蓄積された知識やノウハウを組織全体で共有し、営業活動の効率と管理水準の向上を図る。
エ:販売情報を基に、資材の調達から生産、流通、販売までの一連のプロセスを改善して全体の在庫の最適化を図る。
H27春期-問14
日本工業規格(JIS)に関する説明のうち、適切なものはどれか。
ア:ISOなど、国際的な規格との整合性に配慮した規格である。
イ:規格に適合しない製品の製造・販売は禁止されている。
ウ:鉱工業の分野ごとに、民間団体が定めた標準を集めた規格である。
エ:食品や医薬品の安全性に関する基準を規定している。
H27春期-問15
ディジタルコンテンツのコピープロテクトは、ディジタルコンテンツに関する著作者の権利を保護するための技術である。コピープロテクトを無効化する機能をもつプログラムの販売を禁止しているものはどれか。
ア:コンピュータ不正アクセス対策基準
イ:著作権法
ウ:電気通信事業法
エ:不正アクセス行為の禁止等に関する法律
H27春期-問16
RFPを作成する目的として、最も適切なものはどれか。
ア:開発を委託する場合の概算委託額をベンダに提示する。
イ:将来のシステム開発に向けて、最適な先進技術に関する情報を入手する。
ウ:内製、開発の委託、製品の購入といった調達手続を標準化する。
エ:ベンダに提案書の提示を求め、発注先を適切に選定する。
H27春期-問17
企業の商品戦略上留意すべき事象である“コモディティ化”の事例はどれか。
ア:新商品を投入したところ、他社商品が追随して機能の差別化が失われ、最終的に低価格化競争に陥ってしまった。
イ:新商品を投入したところ、類似した機能をもつ既存の自社商品の売上が新商品に奪われてしまった。
ウ:新商品を投入したものの、広告宣伝の効果が薄く、知名度が上がらずに売上が伸びなかった。
エ:新商品を投入したものの、当初から頻繁に安売りしたことによって、目指していた高級ブランドのイメージが損なわれてしまった。
H27春期-問18
BSCを導入する目的はどれか。
ア:環境などに配慮した活動によって、社会的責任を果たすこと
イ:財務報告の信頼性を向上させ、投資家保護に貢献すること
ウ:市場成長率と市場シェアによって、効率的に経営資源を配分すること
エ:短期的な財務成果に偏らない複数の視点から、戦略策定や業績評価を行うこと
H27春期-問19
インターネットで用いられるSEOの説明として、適切なものはどれか。
ア:顧客のクレジットカード番号などの個人情報の安全を確保するために、インターネット上で情報を暗号化して送受信する仕組みである。
イ:参加者がお互いに友人、知人などを紹介し合い、社会的なつながりをインターネット上で実現することを目的とするコミュニティ型のサービスである。
ウ:事業の差別化と質的改善を図ることで、組織の戦略的な競争優位を確保・維持することを目的とした経営情報システムである。
エ:利用者がインターネットでキーワード検索したときに、特定のWebサイトを一覧のより上位に表示させるようにする工夫のことである。
H27春期-問20
クラウドコンピューティング環境では、インターネット上にあるアプリケーションやサーバなどの情報資源を、物理的な存在場所を意識することなく利用することが可能である。次のサービスのうち、このクラウドコンピューティング環境で提供されるサービスとして、最も適切なものはどれか。
ア:SaaS
イ:エスクロー
ウ:システムインテグレーション
エ:ハウジング
H27春期-問22
企業の活動a~dのうち、コンプライアンスの確立に関するものだけを全て挙げたものはどれか。
a 芸術や文化活動を支援する。
b 従業員に対して行動規範の教育を行う。
c 地球の砂漠化防止の取組みを行う。
d 内部通報の仕組みを作る。
ア:a、b
イ:a、c
ウ:b、d
エ:c、d
H27春期-問23
イノベーションは、大きくプロセスイノベーションとプロダクトイノベーションに分けることができる。プロダクトイノベーションの要因として、適切なものはどれか。
ア:効率的な生産方式
イ:サプライチェーン管理
ウ:市場のニーズ
エ:バリューチェーン管理
H27春期-問24
顧客の購買行動を分析する手法の一つであるRFM分析で用いる指標で、Rが示すものはどれか。ここで、括弧内は具体的な項目の例示である。
ア:Reaction(アンケート好感度)
イ:Recency(最終購買日)
ウ:Request(要望)
エ:Respect(プランド信頼度)
H27春期-問25
次の業務プロセスをDFDで表現したものはどれか。
[業務プロセス]
1.日々の業務において社内各部で発生した伝票を経理担当者が伝票つづりにファイリングする。
2.決算作業開始時に、ファイリングされた伝票を決算担当者と検算担当者が別々に集計し、両者の結果を照合する。
H27春期-問26
職能別組織を説明したものはどれか。
ア:ある問題を解決するために必要な機能だけを集めて一定の期間に限って結成し、問題解決とともに解散する組織
イ:業務を専門的な機能に分け、各機能を単位として構成する組織
ウ:製品、地域などを単位として、事業の利益責任をもつように構成する組織
エ:製品や機能などの単位を組み合わせることによって、縦と横の構造をもつように構成する組織
H27春期-問27
解を求めるのにシミュレーションを適用する例として、最も適したものはどれか。
ア:PERTで示されたプロジェクトの全作業における作業ごとの作業時間と作業間の順序関係から、最短のプロジェクト期間を求める。
イ:購入累積金額、直近の購入日、購入頻度から、ダイレクトメールを送付する顧客を抽出する。
ウ:商品ごとの過去10年間の年間販売実績額と今後の商圏人口変化の予測パターンから、向こう3年間の販売予測額を求める。
エ:複数の機械の平均故障発生時間間隔と平均修理所要時間、修理担当者数を算出式に入力して、平均修理待ち時間を求める。
H27春期-問28
生産・販売・調達・経理・人事といった全社の業務を統合的に管理し、企業全体の経営資源の最適化を図りたい。この目的を実現するために構築する情報システムとして、適切なものはどれか。
ア:CRMシステム
イ:ERPシステム
ウ:HRMシステム
エ:MRPシステム
H27春期-問29
X社では、工場で長期間排水処理を担当してきた社員の経験やノウハウを文書化して蓄積することで、日常の排水処理業務に対応するとともに、新たな処理設備の設計に活かしている。この事例の考え方として、適切なものはどれか。
ア:ERP
イ:SFA
ウ:サプライチェーンマネジメント
エ:ナレッジマネジメント
H27春期-問30
コーポレートガバナンスの観点から、経営の意思決定プロセスを監視・監督する機能を強化する方法として、最も適切なものはどれか。
ア:社長室への出入りを監視するためのカメラを設置する。
イ:定期的に私立探偵に経営者の素行調査を依頼する。
ウ:取締役の一部を社外取締役にする。
エ:法学部出身者を内部監査部門の社員として雇用する。
H27春期-問31
製造業のA杜は、製品開発のリードタイムを短縮するために、工程間で設計情報を共有し、前工程が完了しないうちに、着手可能なものから後工程の作業を始めることにした。この考え方は何に基づくものか。
ア:FMS
イ:MRP
ウ:コンカレントエンジニアリング
エ:ジャストインタイム
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