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ストラテジ系
H22秋期-問1
電子メールの送信例のうち、受信者への配慮の観点から、最も適切なものはどれか。
ア:会員から抽出した100名のアドレスを一度にあて先(To)に入れて、会員満足度調査のアンケートを電子メールで送った。
イ:自社製品を紹介する大容量の資料を、圧縮せずに電子メールに添付して得意先に送った。
ウ:製品の質問メールへの回答で、その内容を知ってもらいたい複数の顧客のアドレスをCcに入れて返信した。
エ:特別企画のホームページのURLを特定の限られた顧客に知らせるために、アドレスをBccに入れて送信した。
H22秋期-問2
システムの構築プロジェクトを開始するにあたり、“品質”、“コスト”、“納期”の目標値を設定する段階として、適切なものはどれか。
ア:システム化計画の立案
イ:システム要件の定義
ウ:ソフトウェア導入計画の作成
エ:ソフトウェア要件の定義
H22秋期-問3
アウトソーシング形態の一つであるオフショアアウトソーシングの事例として、適切なものはどれか。
ア:研究開発の人的資源として高い専門性を有する派遣社員を確保する。
イ:サービスデスク機能を海外のサービス提供者に委託する。
ウ:システム開発のプログラミング業務を国内のベンダ会社に委託する。
エ:商品の配送業務を異業種の会社との共同配送に変更する。
H22秋期-問4
複数のシステム開発ベンダからRFPに基づいた提案を受けた。開発ベンダの選定方法として、最も適切なものはどれか。
ア:あらかじめ設定しておいた評価基準を用いて、提案内容を比較して選定する。
イ:開発費用を抑えるために、提案内容によらず開発費用が最も安いベンダを選定する。
ウ:それぞれのベンダの強みと弱みを、SWOT分析を用いて評価し選定する。
エ:ファンクションポイント法を用いて、提案システムの機能を充実度を測定して選定する。
H22秋期-問5
PCやサーバ、ネットワークなどの情報通信機器の省エネや資源の有効利用だけでなく、それらの機器を利用することによって社会の省エネを推進し、環境を保護していくという考え方はどれか。
ア:エコファーム
イ:環境アセスメント
ウ:グリーンIT
エ:ゼロエミッション
H22秋期-問6
ワークフローシステムの活用事例として、最も適切なものはどれか。
ア:機器を購入するにあたり、申請書類の起案からりん議決裁に至るまでの一連の流れをネットワーク上で行う。
イ:資材調達、生産、販売、物流などの情報を一貫して連携することで、無駄な在庫を削減する。
ウ:自社と得意先の間で、見積書や注文書などの商取引の情報をネットワーク経由で相互にやり取りする。
エ:自動車工場の生産ラインにおいて、自工程の生産状況に合わせて、必要な部品を必要なだけ前工程から調達する。
H22秋期-問7
業界内の企業の地位は、リーダ、チャレンジャ、フォロワ、ニッチャの四つに分類できる。フォロワのとる競争戦略として、最も適切なものはどれか。
ア:大手が参入しにくい特定の市場に焦点を絞り、その領域での専門性を極めることによってブランド力を維持する。
イ:競合他社からの報復を招かないように注意しつつ、リーダ企業の製品を参考にして、コストダウンを図り、低価格で勝負する。
ウ:市場規模を拡大させるべく利用者拡大や使用頻度増加のために投資し、シェアの維持に努める。
エ:トップシェアの奪取を目標として、リーダ企業との差別化を図った戦略を展開する。
H22秋期-問8
新規システムの構築を、新規開発又はパッケージ採用によって実施する場合の初期投資額、効果額、運用費、保守費が表の通りであるとき、初期投資額の回収年数が最少となるものはどれか。
H22秋期-問9
物流や販売などの部門ごとに散在していた、過去から現在までの全社のデータを統合して管理することによって、経営戦略の立案に役立てる仕組みはどれか。
ア:データウェアハウス
イ:データ中心アプローチ
ウ:データマイニング
エ:データモデリング
H22秋期-問10
A社では、自社で働いている派遣会社B社からの派遣社員の就業管理用に、B社のWeb版の派遣社員就業管理システムをインターネット経由で使用している。このシステムを用いた当該派遣社員の日常の就業時間の承認者として、最も適切なものはどれか。
ア:派遣先A社のシステム管理者
イ:派遣先A社の業務責任者
ウ:派遣元B社のシステム管理者
エ:派遣元B社の管理責任者
H22秋期-問11
本部が契約した加盟店に対して、営業権や商標の使用権、出店や運営のノウハウを提供し、その見返りとして加盟店からロイヤルティを徴収するという関係を有した小売り形態はどれか。
ア:アウトレットストア
イ:アンテナショップ
ウ:フランチャイズチェーン
エ:ボランタリチェーン
H22秋期-問12
意匠法における意匠の説明として、最も適切なものはどれか。
ア:自然法則を利用した技術的思想に基づいて発明されたもの
イ:思想又は感情を文章や音、絵などで創造的に表現したもの
ウ:文字や図形、記号、立体的形状などで表した商品のマーク
エ:物の形状や模様、色彩などで表した商品のデザイン
H22秋期-問13
JIS Q 9000では、品質とは“本来備わっている特性の集まりが、要求事項を満たす程度”と定義されている。この定義に基づいて評価したとき、品質の良い製品として、最も適切なものはどれか。
ア:クレームが少なく顧客満足度が高い製品
イ:製造を外部に委託せず自社で生産している製品
ウ:設計や製造にCAD/CAMを導入している製品
エ:良質の材料や部品を使用している製品
H22秋期-問14
ある工場では、部品A、Bから成る製品Pを組立生産している。部品Aの加工には、部品Cを必要とし、加工期間は1週間である。購買品である部品B、Cの納入リードタイムはそれぞれ2週間と3週間である。製品Pは部品A、Bがそろって初めて組み立てることができ、その組立生産に1週間掛かるとするとき、製品Pを1個生産するために、部品の納入期間も含めて最短で何週間必要か。ここで、すべての部品の在庫はないものとする。
ア:4
イ:5
ウ:6
エ:7
H22秋期-問15
JANコードを構成している項目の組合せのうち、適切なものはどれか。
JANコードの構成:[ a ]、商品アイテムコード、[ b ]
ア:a=小売店コード b=価格
イ:a=小売店コード b=チェックディジット
ウ:a=メーカコード b=価格
エ:a=メーカコード b=チェックディジット
H22秋期-問18
A社では前年度に実施したビジネス戦略の評価を進めている。表に示す条件の場合、総合評価の評点は何点か。
[総合評価の方法]
(1)戦略項目ごとの評価方法・基準によって評点を求める。
(2)(1)の評点に重み付けしたものを合計して総合評価の評点を求める。
ア:75
イ:82
ウ:85
エ:105
H22秋期-問20
ベンダに対して行う検収を説明したものはどれか。
ア:ベンダから取り寄せた見積書を確認し、それに基づいた注文を行うこと
イ:ベンダからの納品物が要求した仕様どおりであるかの確認を行うこと
ウ:ベンダに対して、システム提案の検討依頼を行うこと
エ:ベンダに対して、情報収集のための情報提供依頼を行うこと
H22秋期-問22
CSRの説明として、最も適切なものはどれか。
ア:企業が経営の仕方や業務プロセスを分析し、優れた点を学び、取り入れようとする手法
イ:企業活動において経済的成長だけでなく、環境や社会からの要請に対し、責任を果たすことが、企業価値の向上につながるという考え方
ウ:企業の経営者が持つ権力が正しく行使されるように経営者を牽(けん)制する制度
エ:他社がまねのできない自社ならではの価値を提供する技術やスキルなど、企業の中核となる能力
H22秋期-問23
A作業、B作業、C作業からなる図のような業務プロセスがある。情報システムを導入することで改善が実現できるとき、製品を1個製造するために必要な作業工数は改善前に比べて何%削減されるか。ここで、図の矢印は作業順序を表し、作業工数は要員数×作業時間で計算する。
[改善前]
・各作業の要因数は10名
・製品1個当たりの所要作業時間は、A作業は3時間、B作業は3時間、C作業は4時間である。
[改善後]
・A作業に必要な要員数が半分になる。
・C作業の製品1個当たりの所要作業時間が半分になる。
ア:15
イ:20
ウ:30
エ:35
H22秋期-問24
住宅建材の製造・販売を行うA社は、物流業務の問題と、それを解決するための改善案を取りまとめた。改善案を実現するために、システム化すべき機能として、最も適切なものはどれか。
[問題]
営業所で商品を発注してから納品されるまでに数日掛かるので、欠品を恐れた営業所が全取扱商品ごとに在庫を抱えてしまっている。その結果、A社全体で多大な在庫コストが発生している。
[改善案]
営業地域の主要エリアに物流倉庫を設置して、配送トラックを追加し、営業所からの発注受付後、当日中に配送ができるようにする。
ア:営業所で担当地域の新規住宅着工戸数を紹介できる仕組みを作る。
イ:営業所の発注内容を物流倉庫に即時に伝えられる仕組みを作る。
ウ:各営業所の店長が現在の在庫コストを把握できる仕組みを作る。
エ:各営業所の販売成績を比較検討できる経営者用の分析機能を作る。
H22秋期-問25
ERPの説明として、最も適切なものはどれか。
ア:経営資源の有効活用の観点から企業活動全般を統合的に管理し、業務を横断的に連携させることによって経営資源の最適化と経営の効率化を図る。
イ:現行のビジネスプロセスを見直し、仕事の流れややり方だけでなく、組織の構造や管理体制なども革新して、パフォーマンスの向上を図る。
ウ:顧客に対する情報をデータベース化し、顧客接点となる全部門が共有することによって、顧客への対応の迅速化を促進し、顧客との良好な関係構築を図る。
エ:従業員の創造性、行動能力や知恵、データベース上に蓄積された知識や情報をばらばらなものとしてではなく、統合された経営資源として活用を図る。
H22秋期-問26
A社は製品Bの製造及び販売を行っている。このとき、製品Bの総原価を計算する方法のうち、適切なものはどれか。ここで、総原価は製品Bの販売までに要したすべての原価を指す。
ア:製品Bの売上高-製品Bの営業費
イ:製品Bの売上高-製品Bの製造原価
ウ:製品Bの製造原価+製品Bの営業費
エ:製品Bの製造原価+製品Bの営業利益
H22秋期-問27
MOTの説明として、適切なものはどれか。
ア:企業が事業規模を拡大するにあたり、合併や買収などによって他社の全部又は一部の支配権を取得することである。
イ:技術に立脚する事業を行う企業が、技術開発に投資してイノベーションを促進し、事業を持続的に発展させていく経営の考え方のことである。
ウ:経営陣が金融機関などから資金調達して株式を買い取り、経営権を取得することである。
エ:製品を生産するために必要となる部品や資材の量を計算し、生産計画に反映させる資材管理手法のことである。
H22秋期-問28
別段の取り決めがない請負契約の場合、民法に基づき、当事者である注文者又は請負人に課されている義務のうち、適切なものはどれか。
ア:請負人は、請け負った仕事を完成させる。
イ:請負人は、請け負ったすべての仕事を自ら行う。
ウ:請負人は、仕事の完成後、その仕事に起因して発生した欠陥に対して恒久的に責任を負う。
エ:注文者は、仕事にかかる費用を請負人に前払いする。
H22秋期-問30
災害による事業中断へのリスク対策として、データセンタを関東と関西の2か所に設置することにした。このリスク対策は、リスクマネジメントにおける四つのリスク対応のうち、どれに該当するか。
ア:移転
イ:回避
ウ:低減
エ:保有
H22秋期-問32
CD-ROMに記録されたPCのソフトウェアパッケージを購入することによって、購入者に帰属する権利はどれか。
ア:CD-ROMに記録されたプログラムの使用権
イ:CD-ROMに記録されたプログラムの著作権
ウ:プログラムの記録されたCD-ROMの意匠権
エ:プログラムの記録されたCD-ROMの著作権
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