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マネジメント系
H24春期-問30
SLAの中に含めるサービスレベルに関する条文の例として、最も適切なものはどれか。ここで、甲は委託者、乙は提供者とする。
ア:乙が監視するネットワークにおいて回線異常を検知した場合には、検知した異常の内容を60分以内に甲に報告するものとする。
イ:乙は別に定める秘密事項を第三者に開示しないものとする。ただし、事前に甲から書面による承諾を得た場合はこの限りではない。
ウ:作成されたプログラムなどに瑕疵(かし)があった場合、乙は別に定めるプログラムなどの検収のための引渡しの日から1年間の瑕疵担保責任を負うものとする。
エ:納入物に関する著作権は乙に留保される。ただし、甲は本件ソフトウェアの著作物の複製品を、著作権法の規定に基づいて複製、翻案することができる。
H24春期-問31
プロジェクトマネジメントのために作成する図のうち、進捗が進んでいたり遅れていたりする状況を視覚的に確認できる図として、最も適切なものはどれか。
ア:WBS
イ:ガントチャート
ウ:特性要因図
エ:パレート図
H24春期-問33
システム開発会社A社はB社の販売管理システムの開発を受注した。A社はシステム要件をネットワーク機器などのハードウェアで実現するものと、業務プログラムなどのソフトウェアで実現するものに割り振っている。現在A社はどの工程を実施しているか。
ア:システム方式設計
イ:システム要件定義
ウ:ソフトウェア方式設計
エ:ソフトウェア要件定義
H24春期-問34
ソフトウェア保守の説明として、適切なものはどれか。
ア:システム開発時に、詳細設計に基づいて作成した個々のプログラムに誤りがないかを確認し、必要に応じて修正する。
イ:システムの安定稼働、情報技術の進展や経営戦略の変化に対応するためにプ口グラムの修正や変更を行う。
ウ:システムの利用者からの問合せに対して、問合せ内容の記録と管理、適切な部署への引継ぎ、対応結果の記録を行う。
エ:システムを幅広い観点から調査し、それが経営に貢献しているかを判断する。
H24春期-問35
ソフトウェア品質管理における考え方のうち、適切なものはどれか。
ア:品質管理の基準の策定は利用部門が主体的に行う。
イ:品質管理の基準は、できる限り定量的に管理できるものにする。
ウ:品質管理の基準を適用して管理するフェーズは、運用保守フェーズではなく、開発フェーズである。
エ:品質管理を容易にするため、設計から総合テストまで同じ基準値を使用する。
H24春期-問36
内部統制を考慮した職務分掌として、適切なものはどれか。
ア:申請者自身が承認を行えないように定めた。
イ:長期不在となる上司の権限を部下に委譲した。
ウ:早番の担当者の残作業を遅番の担当者に引き継いだ。
エ:一つの作業を複数人で手分けして実施した。
H24春期-問37
X社の社長であるA氏は、新たに構築した自社の情報システムの信頼性や安全性などを確認するために、監査人のM氏にシステム監査を依頼した。監査終了後、M氏のシステム監査報告書の提出先として、適切なものはどれか。
ア:X社の監督官庁
イ:X社の被監査部門の部門長
ウ:監査の依頼者であるA氏
エ:被監査部門と利害関係のない第三者
H24春期-問39
インシデント管理に関する記述のうち、適切なものはどれか。
ア:SLAで定められた時間内で解決できないインシデントは、問題管理へ引き継ぐ。
イ:インシデントの再発防止のための対策を実施する。
ウ:インシデントの原因追究よりも正常なサービス運用の回復を優先させる。
エ:解決方法が分かっているインシデントの発生は記録する必要はない。
H24春期-問40
工場は、生産管理システムの開発を自社の情報システム部門に依頼し、情報システム部門は開発プロジェクトを編成した。依頼主である工場と情報システム部門との関わり方のうち、最も適切なものはどれか。
ア:開発作業の負荷を軽減するために、プロジェクト発足時に依頼内容を伝えた後、工場は情報システム部門とのコミュニケーションをとらない。
イ:開発プロジェクトで課題が発生した場合、工場は依頼主の立場で課題解決に積極的に関与する。
ウ:仕様変更を情報システム部門へ依頼する際、工場は情報システム部門の開発担当者に直接要望を伝え、その場で対応してもらう。
エ:生産管理システムの開発を行うのは情報システム部門なので、情報システム部門から工場への進捗報告や品質報告は不要である。
H24春期-問41
プロジェクトマネジメントにおいて計画を立てる際に用いられる手法の一つであり、プロジェクト全体を細かい作業に分割し、階層化した構成図で表すものはどれか。
ア:DFD
イ:WBS
ウ:状態遷移図
エ:リスク分析シート
H24春期-問43
ソフトウェア開発におけるシステム要件定義において、業務上の要件が満たされていることを確認するのに適切な者は誰か。
ア:運用部門のオペレータ
イ:開発部門のプログラマ
ウ:監査部門のシステム監査人
エ:利用部門の部門長
H24春期-問44
プロジェクトチームの要員に対し、プロジェクトの進行にとって望ましい行動を促進する仕組みを表す用語として、適切なものはどれか。
ア:インセンティブ
イ:コンピテンシ
ウ:コンプライアンス
エ:コンフリクト
H24春期-問45
プロジェクトの進捗を管理する場合の留意事項として、適切なものはどれか。
ア:進捗遅れの状況は管理者の判断で訂正することができる。
イ:進捗管理の管理項目には、定性的な項目を設定する。
ウ:進捗状況を定量的に判断するために、数値化できる項目を選び、目標値を設定する。
エ:進捗を把握しやすくするためには、レーダチャートを用いる。
H24春期-問47
会社の情報システムの安全性、信頼性などを第三者が点検、評価し、必要があれば当該第三者が点検、評価の対象者に助言、勧告をするものはどれか。
ア:システム監査
イ:システム管理
ウ:システム設計
エ:システムテスト
H24春期-問48
プロジェクトの立上げ時に考慮すべき事項として、適切なものはどれか。
ア:組織内部における前提条件や制約条件を明確にすることは重要であるが、自身では制御できない外部環境における前提条件や制約条件を明確にすることは意昧がないので行わない。
イ:プロジェクト立上げ時には今後プロジェクトがどのように進捗していくかを想定することは難しいので、プロジェクトの目的は、どのような成果が出せそうかが見えてきた段階まで待って示す。
ウ:プロジェクト立上げに当たって、細分化された最小単位の工程ごとに具体的な予算を見積もる必要があり、これができない場合にはプロジェクトを立ち上げることはできない。
エ:プロジェクト立上げに当たって、プロジェクトマネージャを任命し責任や権限を明確にしておく。
H24春期-問50
新人事システム開発プロジェクトの遂行に当たって、どのようなことがリスクとなり得るかを洗い出すために、プロジェクトチームメンバである企画部、人事部、情報システム部の担当者が集まり、プロジェクトに関して思い付くリスクを自由に出し合った。このような手法を何というか。
ア:ウォークスルー
イ:クリティカルパス法
ウ:シミュレーション
エ:ブレーンストーミング
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