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マネジメント系
H23特別-問33
システム開発プロジェクトにおけるクリティカルパスに関する記述のうち、適切なものはどれか。
ア:開発の遅延を回復するために要員を追加する場合、クリティカルパス上の作業に影響を与えないように、クリティカルパス上にない作業に対して優先的に追加する。
イ:クリティカルパス上の作業が3日前倒しで完了すると、プロジェクトの完了も必ず3日前倒しとなる。
ウ:クリティカルパス上の作業が遅延すると、プロジェクトの完了も遅延する。
エ:プロジェクトにおいてクリティカルパスは一つだけ存在する。
H23特別-問34
個人情報保護に関するシステム監査が実施された。この監査において、営業部門では、情報システムから出力した顧客リストを、全社で定めたルールどおりに取り扱っていないとの指摘を受けた。指摘事項に基づく改善計画の策定責任者はだれか。
ア:営業部門の責任者
イ:監査部門の責任者
ウ:経営企画部門の責任者
エ:システム部門の責任者
H23特別-問35
業務で使用するPCにおいてプログラムに不具合があり、PCが操作不能になる現象がサービスデスクに報告された。ITサービスマネジメントにおけるインシデント管理で実施する作業として、適切なものはどれか。
ア:PCを再起動して操作可能にする手順を指示する。
イ:修正したプログラムをPCに配布する計画を立てる。
ウ:修正したプログラムをテストする。
エ:プログラムの不具合を修正する。
H23特別-問36
テスト担当者がソフトウェア結合テストを実施したところ、実行結果がテスト仕様書の記述と異なっていた。テスト担当者の対応として、適切なものはどれか。
ア:それまでの正常終了分も含めて、すべてのテストデータの見直しを実施する。
イ:テスト担当者がテストケースを修正して、再度テストを実施する。
ウ:テスト担当者がプログラムを修正して、テストを継続する。
エ:問題を記録し、開発者に修正を依頼する。
H23特別-問37
ソフトウェア受入れにおいて実施される事項はどれか。
ア:利用者から新たなシステム化に向けての要望などをヒアリングする。
イ:利用者ごとに割り振るアクセス権を検討し、アクセス権設定をどのように行うか設計する。
ウ:利用者にアンケートを配り、運用中のシステムの使い勝手などについて調査する。
エ:利用者マニュアルを整備し、利用者への教育訓練を実施する。
H23特別-問38
経理部では新たな財務会計パッケージを使用することになり、このパッケージを搭載した新サーバがベンダから納品された。サーバの運用管理は情報システム部が行うことになった。利用者部門である経理部と、運用部門である情報システム部の間で、サービスレベルの観点で合意すべき事項に関する記述a~dのうち、適切なものだけをすべて挙げたものはどれか。
a:財務会計パッケージを利用可能な時間帯
b:新サーバ購入費用の情報システム部との負担割合
c:サーバをベンダから受け入れる際のテスト項目
d:データのパックアップの取得範囲と頻度
ア:a
イ:a、b
ウ:a、d
エ:c、d
H23特別-問39
内部統制の説明として、適切なものはどれか。
ア:業務の有効性及び効率性、財務報告の信頼性、法令遵守、資産の保全を達成するために、企業内のすべての者によって遂行されるプロセスのこと
イ:経営をゆだねられている経営者などが、金融機関などから資金を調達して親会社の株主から株式を買い取り、経営権を取得すること
ウ:仕事と仕事から離れた個人の生活の両方について、どちらかが犠牲になることなく、それぞれをバランスよく充実させていこうという考え方のこと
エ:組織活動の目的を達成するための組織体の取組みであり、業務とシステムをともに最適化することを目指す手法のこと
H23特別-問40
ITサービスマネジメントにおけるリリース管理の説明として、適切なものはどれか。
ア:インシデントが発生した根本原因を突き止め、問題の再発を防ぐ。
イ:インシデント発生時に、迅速に通常のサービス運用を回復する。
ウ:組織で使用しているIT資産を正確に把握し、不適切な使用をさせない。
エ:変更管理で承認された変更を稼働環境に適用する。
H23特別-問41
生産性が同じメンバ5名で20日掛かる作業がある。作業開始直前に3名がインフルエンザにかかったので新たなメンバと交代させることにした。新メンバの生産性は当初予定していたメンバの60%の生産性であるとき. 20日以下で作業を完了するためには、少なくとも何名の新メンバが必要か。
ア:4
イ:5
ウ:7
エ:9
H23特別-問42
システム監査の実施に関する記述として、適切なものはどれか。
ア:監査計画を立案することなく監査を実施する。
イ:監査の結果に基づき改善指導を行うことはない。
ウ:監査報告書の作成に先立って事実確認を行うことはない。
エ:本調査に先立って予備調査を実施する。
H23特別-問44
稼働中のソフトウェアに対して、発見された障害の是正や、新しい要件に対応するための機能拡張を行う活動として、最も適切なものはどれか。
ア:システムテスト
イ:システム要件定義
ウ:ソフトウェア構成管理
エ:ソフトウェア保守
H23特別-問45
プロジェクトマネジメントにおいてWBSを作成する目的として、最も適切なものはどれか。
ア:進捗管理の作業効率を向上する。
イ:成果物とそれを作成するための作業を明確にする。
ウ:品質検証のための基準を明確にする。
エ:プロジェクトの目的を周知する。
H23特別-問46
企業がサービスデスクを導入するメリットに関する記述として、適切なものはどれか。
ア:新しいパージョンのソフトウェアリリースまでの時間短縮
イ:許可されていないソフトウェア利用の排除
ウ:システムの変更が失敗することによるサービスの中断や切り戻し作業の減少
エ:問合せに対する迅速な回答
H23特別-問47
SLAの説明として、適切なものはどれか。
ア:ITサービスの利用者からの問合せに対応する窓口
イ:ITサービスマネジメントのベストプラクティスを文書化したもの
ウ:サービス内容に関して、サービスの提供者と顧客間で合意した事項
エ:サービスやIT資産の構成品目を管理するために作成するデータベース
H23特別-問48
図のアローダイアグラムにおいて、作業Bが3日遅れて完了した。全体の遅れを1日にするためには、どの作業を何日短縮すればよいか。
ア:作業Cを1日短縮する。
イ:作業Dを1日短縮する。
ウ:作業Eを1日短縮する。
エ:どの作業も短縮する必要はない。
H23特別-問49
システム開発を次に示す工程で行う場合、システムの機能及び能力を決める工程はどれか。
システム要件定義→システム設計→プログラミング→テスト
ア:システム要件定義
イ:システム設計
ウ:プログラミング
エ:テスト
H23特別-問50
システム開発の結合テスト段階において、開発済の機能に追加や修正が必要となり、データベースの構成も変更することになった。プロジェクトマネージャの対応に関する記述a~dのうち、適切なものだけをすべて挙げたものはどれか。
a:WBSを改定しプロジェクトスケジュールを見直す。
b:追加又は変更に要するコストを見積もる。
c:データベースの構成変更に伴うリスクを洗い出す。
d:当初予定していた結合テストを完了させてから変更を行う。
ア:a、b、c
イ:a、b、d
ウ:b、d
エ:c、d
H23特別-問51
システム開発プロジェクトにおいて、システム要件定義からソフトウェアの導入・受入れ支援までを開発ベンダが受注した。システム開発に関する文書a~dのうち、開発ベンダが作成する文書として、適切なものだけをすべて挙げたものはどれか。
a システムテスト結果報告書
b 情報提供依頼書
c ソフトウェア導入計画書
d 提案依頼書
ア:a、b
イ:a、c
ウ:b、d
エ:c、d
H23特別-問53
ソフトウェアの品質特性には、信頼性、使用性、効率性、保守性などがある。ソフトウェアの信頼性について記述したものはどれか。
ア:想定外のデータを入力しても異常な動作が起きないようにする。
イ:だれにでも使いやすい画面インタフェースにする。
ウ:入力後3秒以内に検索結果が得られるようにする。
エ:パラメタを指定するだけで画面や帳票の変更ができるようにする。
H23特別-問54
テストを次の順序で行う場合、システムテストの目的として、最も適切なものはどれか。
単体テスト→結合テスト→システムテスト→運用テスト
ア:開発者が、システム全体の機能と性能を検証する。
イ:プログラム間のインタフェースに問題がないことを確認する。
ウ:プログラムの内部構造に着目して、プログラムが正しく動作していることを確認する。
エ:利用者が、本番環境のシステムを使って、業務が実施できることを検証する。
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