【労働衛生】作業環境改善関連

局所排気装置の知識と取扱い

局所排気装置は、ほぼ必須といえる高い出題率の分野です。まず、職場の安全サイト(厚生労働省)の「換気、空気清浄」がとても役立つのでしっかり目を通しておきましょう。

出題形式は複数ありますが、内容は①局所排気装置の分類、②局所排気装置の性能、③設置時の注意事項の3つです。

①局所排気装置の分類

前提として、囲い式(発散源を覆って吸引)、外付け式(発散源に近接して吸引)、レシーバ式(気流に乗った発散物を捕集)の違い、それぞれにどのような型式があるのか理解がないと解けません。

近年の出題形式は、「~型フードは、~するもので、~式フードに分類される」の正誤です。中間にある「~するもので」の部分は、誤答を導く内容にしているケースがあり、無視するほうが得策です。

◎=よく出る、〇=出やすい

型式 分類 誤りパターン
ドラフトチェンバ型 囲い式 外付け式(よく出る)
建築ブース型 囲い式 外付け式
キャノピ型 レシーバ式
スロット型 外付け式 囲い式、レシーバ式
グローブボックス型 囲い式 外付け式(しばらく出ていない)
②局所排気装置の性能
文章選択肢の正誤、最も効果が高い型式の選択、効果が大きい順の選択と、出題形式は幅広いですが、

  • 最も効果が大きいのは、発散源が覆われている囲い式
  • 囲い式では、カバー型 > グローブボックス型 > ドラフトチェンバ型 > 建築ブース型の順

この2つは必須知識です。他には、

  • 誤:ダクトの断面積を大きくするほど、ダクトの圧力損失が増大(正:減少)
  • 誤:ダクトにフランジがあると、大きな排風量が必要(正:少ない排風量で済む=効率がいい)

上記2つが高頻度で出題されるため、確実に覚えたいところです。

③設置時の注意事項

主に出題されるのは、空気清浄装置の位置です。排風機(ファン)との位置関係が問われます。

フード ⇒ 吸引ダクト ⇒ 空気清浄装置 ⇒ 排風機(ファン)⇒ 排気ダクト ⇒ 排気口
空気清浄装置は、排風機(ファン)の前に取り付けます

よって、排風機(ファン)は、清浄後の空気が通る位置に設置されるのが正しいです。他には、「主ダクトと枝ダクトとの合流角度」が時々出題され、45°を超えないようにするのが正解です。