電離放射線に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
1:電離放射線の被ばくによる影響には、身体的影響と遺伝的影響がある。
2:電離放射線の被ばくによる身体的影響のうち、白内障は晩発障害に分類される。
3:電離放射線の被ばくによる発がんと遺伝的影響は、確定的影響に分類される。
4:電離放射線の被ばく後、数週間程度までに現れる造血器系障害は、急性障害に分類される。
5:造血器、生殖腺、腸粘膜、皮膚など頻繁に細胞分裂している組織・臓器は、電離放射線の影響を受けやすい。
答:3
1:正しい。電離放射線の被ばくによる影響には、身体的影響と遺伝的影響がある。
2:正しい。電離放射線の被ばくによる身体的影響のうち、白内障は晩発障害に分類される。
3:誤り。電離放射線の被ばくによる発がんと遺伝的影響は、確率的影響に分類され、発生する確率が被ばく線量の増加に応じて増加する。
4:正しい。電離放射線の被ばく後、数週間程度までに現れる造血器系障害は、急性障害に分類される。
5:正しい。造血器、生殖腺、腸粘膜、皮膚など頻繁に細胞分裂している組織・臓器は、電離放射線の影響を受けやすい。