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関係法令(有害業務)
H17前期-問1
次の設備又は装置のうち、法令に基づく定期自主検査を、1年以内ごとに1回、行わなければならないものはどれか。
1:透過写真撮影用ガンマ線照射装置
2:硫酸を製造する特定化学設備
3:アーク溶接作業を行う屋内作業場の全体換気装置
4:鋳物製造工程において砂型をこわすために用いる型ばらし装置
5:トルエンを用いて洗浄業務を行う屋内の作業場所のプッシュプル型換気装置
H17前期-問2
騒音を発する屋内作業場に関する衛生基準として、労働安全衛生規則に定められていないものはどれか。
1:強烈な騒音を発する屋内作業場における業務に労働者を従事させるときは、そこが強烈な騒音を発する場所であることを労働者が容易に知ることができるよう、標識によって明示する等の措置を講ずるものとする。
2:強烈な騒音を発する屋内作業場においては、その伝ぱを防ぐため、隔壁を設ける等必要な措置を講じなければならない。
3:強烈な騒音を発する場所における業務においては、業務に従事する労働者に使用させるため、耳栓その他の保護具を備えなければならない。
4:著しい騒音を発する一定の屋内作業場については、1年以内ごとに1回、定期に、等価騒音レベルを測定しなければならない。
5:著しい騒音を発する一定の屋内作業場で、施設、設備、作業工程又は作業方法を変更した場合には、遅滞なく、等価騒音レベルを測定しなければならない。
H17前期-問3
特定の業務に従事する労働者に対しては、特別の項目について健康診断を実施することになっているが、次の業務と健診項目との組合せのうち、誤っているものはどれか。
1:鉛業務-----肝機能検査
2:潜水業務-----鼓膜及び聴力の検査
3:放射線業務-----皮膚の検査
4:有機溶剤業務-----尿中の蛋白の有無の検査
5:高圧室内業務-----肺活量の測定
H17前期-問4
作業環境測定を行わなければならない作業場と測定項目との組合せとして、誤っているものは次のうちどれか。
1:通気設備が設けられている坑内の作業場-----通気量
2:エックス線装置を使用する業務を行う作業場のうち管理区域に該当する部分-----外部放射線による線量当量率又は線量当量
3:第二種酸素欠乏危険作業を行う作業場-----空気中の酸素及び硫化水素の濃度
4:溶融ガラスからガラス製品を成型する業務を行う屋内作業場-----空気中の粉じんの濃度
5:放射性物質取扱作業室-----空気中の放射性物質の濃度
H17前期-問5
次の作業のうち、法令上、作業主任者の選任が義務付けられていないものはどれか。
1:屋内作業場で、アセトンを用いて行う洗浄作業
2:レーザー光線により金属を加工する屋内作業
3:ガンマ線照射装置を用いる透過写真撮影の作業
4:コールタールを製造する作業
5:酒類を醸造したことのある醸造槽の内部における作業
H17前期-問6
特定の有害業務に従事した労働者で、離職の際に又は離職の後に健康管理手帳が交付されるものは、次のうちどれか。
1:硝酸を取り扱う業務に10年以上従事した者
2:水銀を取り扱う業務に7年以上従事した者
3:鉛の製錬工程において焼結鉱を取り扱う業務に5年以上従事した者
4:塩化ビニルを重合する業務に4年以上従事した者
5:シアン化水素を取り扱う業務に3年以上従事した者
H17前期-問7
事業者が、法令に基づく次の措置を行ったとき、その結果について所轄労働基準監督署長に報告することを義務付けられているものはどれか。
1:特定化学設備についての定期自主検査の実施
2:特定化学物質等作業主任者の選任
3:定期の有機溶剤等健康診断の実施
4:高圧室内業務に関する特別教育の実施
5:指定作業場についての作業環境測定の実施
H17前期-問8
下文中の[ ]内に入れる用語AからCの組合せとして、正しいものは1~5のうちどれか。
「特定化学物質等障害予防規則には、特定化学物質等の用後処理として、除じん、排ガス処理、[ A ]及び残さい物処理の規定がある。そのなかの除じんについては、[ B ]に応じた除じん方式が規定されており、残さい物の処理については[ C ]を含有する残さい物の処理が規定されている。」
1:A=排液処理 B=粉じんの濃度 C=シアン化合物
2:A=浄化処理 B=粉じんの濃度 C=硫酸
3:A=排液処理 B=粉じんの粒径 C=アルキル水銀化合物
4:A=浄化処理 B=粉じんの粒径 C=ペンタクロルフェノール(PCP)
5:A=排液処理 B=粉じんの濃度 C=カドミウム化合物
H17前期-問9
有機溶剤業務を行う場合の措置として、法令に違反しているものは次のうちどれか。
1:第一種有機溶剤等を用いた作業を常時行う屋内作業場の作業場所に局所排気装置を設けたので、作業者に送気マスクも有機ガス用防毒マスクも使用させていない。
2:第二種有機溶剤等を用いた作業を常時行う屋内作業場に全体換気装置を設けたので、作業者に送気マスクも有機ガス用防毒マスクも使用させていない。
3:屋内作業場に設けた空気清浄装置のない局所排気装置の排気口の高さを、屋根から2mとしている。
4:有機溶剤等を入れたことのあるタンクの内部で作業を行うとき、作業者に送気マスクを使用させたので、局所排気装置も全体換気装置も設けていない。
5:有機溶剤等を入れてあった空容器で有機溶剤の蒸気が発散するおそれのあるものを、屋外の一定の場所に集積している。
H17前期-問10
時間外労働に関する協定を締結し届け出ることにより、1日について2時間を超えて労働時間を延長することができる業務は、次のうちどれか。
1:ボイラー製造等強烈な騒音を発する場所における業務
2:土石、獣毛等のじんあい又は粉末を著しく飛散する場所における業務
3:著しく暑熱な場所における業務
4:重量物の取扱い等重激なる業務
5:病原体によって汚染のおそれのある業務
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