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労働衛生(有害業務以外)

H31前期-問28

厚生労働省の「労働者の心の健康の保持増進のための指針」において、心の健康づくり計画の実施に当たって推進すべきこととされている四つのメンタルヘルスケアに該当しないものは、次のうちどれか。

1:労働者自身がストレスや心の健康について理解し、自らのストレスの予防や対処を行うセルフケア

2:職場の同僚がメンタルヘルス不調の労働者の早期発見、相談への対応を行うとともに管理監督者に情報提供を行う同僚によるケア

3:管理監督者が、職場環境等の改善や労働者からの相談への対応を行うラインによるケア

4:産業医、衛生管理者等が、心の健康づくり対策の提言や推進を行うとともに、労働者及び管理監督者に対する支援を行う事業場内産業保健スタッフ等によるケア

5:メンタルヘルスケアに関する専門的な知識を有する事業場外の機関及び専門家を活用し支援を受ける事業場外資源によるケア

解答と解説

H31前期-問29

厚生労働省の「職場における腰痛予防対策指針」に基づく、重量物取扱い作業における腰痛予防対策に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

1:労働者全員に腰部保護ベルトを使用させる。

2:取り扱う物の重量をできるだけ明示する。

3:重量物を取り扱うときは、急激な身体の移動をなくし、前屈やひねり等の不自然な姿勢はとらず、かつ、身体の重心の移動を少なくする。

4:重量物を持ち上げるときは、できるだけ身体を対象物に近づけ、重心を低くするような姿勢をとる。

5:重量物取扱い作業に常時従事する労働者に対しては、当該作業に配置する際及びその後6か月以内ごとに1回、定期に、医師による腰痛の健康診断を行う。

解答と解説

H31前期-問30

厚生労働省の「VDT作業における労働衛生管理のためのガイドライン」に基づく措置に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

1:ディスプレイ画面上における照度は、書類上及びキーボード上における照度とほぼ同じ明るさとし、400ルクス程度としている。

2:作業室内には、間接照明等のグレア防止用照明器具を用いている。

3:ディスプレイは、おおむね50cm程度の視距離が確保できるようにしている。

4:単純入力型及び拘束型に該当するVDT作業については、一連続作業時間を1時間とし、次の連続作業までの間に5分の作業休止時間を設けている。

5:VDT作業健康診断では、視力検査などの眼科学的検査のほか、上肢の運動機能などの筋骨格系に関する検査も行っている。

解答と解説

H31前期-問31

出血及び止血法並びにその救急処置に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

1:体内の全血液量は、体重の約8%で、その約3分の1を短時間に失うと生命が危険な状態となる。

2:止血法には、直接圧迫法、間接圧迫法などがあるが、一般人が行う応急手当としては直接圧迫法が推奨されている。

3:静脈性出血は、傷口からゆっくり持続的に湧き出るような出血で、通常、直接圧迫法で止血する。

4:止血帯を施した後、受傷者を医師に引き継ぐまでに1時間以上かかる場合には、止血帯を施してから1時間ごとに1~2分間、出血部から血液がにじんでくる程度まで結び目をゆるめる。

5:傷口が泥で汚れているときは、手際良く水道水で洗い流す。

解答と解説

H31前期-問32

骨折及びその救急処置に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

1:骨にひびが入った状態は、単純骨折である。

2:複雑骨折とは、骨が多数の骨片に破砕された状態をいう。

3:開放骨折では、感染を防ぐため、骨折部を皮膚の下に戻してから副子で固定する。

4:不完全骨折では、変形や骨折端どうしが擦れ合う軋轢音が認められる。

5:脊髄損傷が疑われる負傷者を搬送するときには、柔らかいマットの上に乗せるようにする。

解答と解説

H31前期-問33

食中毒に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

1:毒素型食中毒は、食物に付着した細菌が増殖する際に産生した毒素によって起こる食中毒で、代表的なものとしてサルモネラ菌によるものがある。

2:感染型食中毒は、食物に付着した細菌そのものの感染によって起こる食中毒で、代表的なものとして黄色ブドウ球菌によるものがある。

3:ボツリヌス菌は、缶詰、真空パック食品など、酸素のない食品中で増殖し、毒性の強い神経毒を産生する。

4:カンピロバクターは、カビの産生する毒素で、腹痛や下痢を起こす。

5:エンテロトキシンは、フグ毒の主成分で、手足のしびれや呼吸麻痺を起こす。

解答と解説

H31前期-問34

一次救命処置に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

1:傷病者の肩を軽くたたきながら「大丈夫ですか?」と呼びかけて、反応がない場合は、その場で大声で叫んで周囲の注意を喚起し、応援を呼ぶ。

2:反応はないが普段どおりの呼吸をしている傷病者は、回復体位をとらせて安静にして、経過を観察する。

3:人工呼吸が可能な場合、心肺蘇生は、胸骨圧迫30回に人工呼吸2回を繰り返して行う。

4:口対口人工呼吸は、傷病者の鼻をつまみ、1回の吹き込みに約3秒かけて傷病者の胸の盛り上がりが確認できる程度まで吹き込む。

5:胸骨圧迫は、胸が約5cm沈む強さで、1分間に100~120回のテンポで行う。

解答と解説

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