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R3後期-問4

水管ボイラーに関し、次のうち適切でないものはどれか。

1:燃焼室を自由な大きさに作ることができるので燃焼状態が良く、種々の燃料及び燃焼方式に対して適応性がある。

2:一般に水冷壁構造であり、水冷壁管は、火炎からの強い放射熱を有効に吸収し、高い蒸発率を示す放射伝熱面になるとともに、炉壁を保護する。

3:蒸気ドラム1個と水ドラム2個の三胴形の形式のボイラーは、一般に大容量のボイラーに用いられる。

4:給水及びボイラー水の処理に注意を要し、特に高圧のボイラーでは厳密な水管理を行う必要がある。

5:高温高圧のボイラーでは、全吸収熱量のうち本体伝熱面の吸収熱量の割合が小さく、一般に伝熱面積の大きい過熱器が設けられる。

答:3

1:正しい。水管ボイラーは、燃焼室を自由な大きさに作ることができるので燃焼状態が良く、種々の燃料及び燃焼方式に対して適応性がある。

2:正しい。水管ボイラーは、一般に水冷壁構造であり、水冷壁管は、火炎からの強い放射熱を有効に吸収し、高い蒸発率を示す放射伝熱面になるとともに、炉壁を保護する。

3:誤り。蒸気ドラム1個と水ドラム2個の三胴形の形式のボイラーは、蒸発量30t/h程度までの比較的小さなボイラーに用いられている。

4:正しい。水管ボイラーでは、給水及びボイラー水の処理に注意を要し、特に高圧のボイラーでは厳密な水管理を行う必要がある。

5:正しい。高温高圧のボイラーでは、全吸収熱量のうち本体伝熱面の吸収熱量の割合が小さく、一般に伝熱面積の大きい過熱器が設けられる。

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