ボイラーの通風に関し、次のうち誤っているものはどれか。
1:通風に用いられるファンは、風圧が比較的低くても、送風量の大きなものが必要である。
2:押込通風は、炉内が大気圧以上の圧力となるので、炉内に漏れ込む空気がなく、ボイラー効率は向上する。
3:誘引通風は、煙道又は煙突入口に設けたファンによって燃焼ガスを吸い出し、煙突に放出するもので、体積が大きく高温の燃焼ガスを扱うため大型のファンを必要とする。
4:平衡通風は、押込通風と誘引通風を併用した方式で、炉内の気密が困難な固体燃料を燃焼させるボイラーなどに用いられる。
5:平衡通風は、強い通風力が得られるが、2種類のファンを必要とし、誘引通風に比べ所要動力は大きい。
答:5
1:正しい。通風に用いられるファンは、風圧が比較的低くても、送風量の大きなものが必要である。
2:正しい。押込通風は、炉内が大気圧以上の圧力となるので、炉内に漏れ込む空気がなく、ボイラー効率は向上する。
3:正しい。誘引通風は、煙道又は煙突入口に設けたファンによって燃焼ガスを吸い出し、煙突に放出するもので、体積が大きく高温の燃焼ガスを扱うため大型のファンを必要とする。
4:正しい。平衡通風は、押込通風と誘引通風を併用した方式で、炉内の気密が困難な固体燃料を燃焼させるボイラーなどに用いられる。
5:誤り。平衡通風は、2種類のファンを必要とし、強い通風力が得られるが、誘引通風に比べて所要動力は小さい。