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H22前期-A-問19

ボイラーの劣化・損傷に関し、次のうち正しいものはどれか。

1:アルカリ腐食は、重ね溶接部、管と管穴の間などの狭い隙間にボイラー水が浸透し、アルカリ濃度が高いときに、金属面の結晶粒界に割れが起こる現象である。

2:圧かいは、円筒や球体の部分が、外側からの圧力に耐えきれずに急激に押しつぶされて裂ける現象である。

3:グルービングは、細長く不連続な溝状の腐食で、主として水に含まれる二酸化炭素の作用により生ずる。

4:鋳鉄製ボイラーの各セクションに割れが生じる原因の大部分は、膨出によるものである。

5:ピッチングは、米粒大、豆粒大の点状の腐食で、主として水に溶存する塩素の作用により生じる。

答:2

1:誤り。苛性ぜい化は、重ね溶接部、管と管穴の間などの狭い隙間にボイラー水が浸透し、アルカリ濃度が高いときに、金属面の結晶粒界に割れが起こる現象である。

2:正しい。圧かいは、円筒や球体の部分が、外側からの圧力に耐えきれずに急激に押しつぶされて裂ける現象である。

3:誤り。グルービングは、細長く連続した溝状の腐食で、膨張収縮が繰り返されて材料に疲れが生じた場合に発生する。

4:誤り。鋳鉄製ボイラーの各セクションに割れが生じる原因の大部分は、不同膨張によるものである。

5:誤り。ピッチングは、米粒大、豆粒大の点状の腐食で、主として水に溶存する酸素の作用により生じる。

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