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H28後期-問13

作業環境における騒音及びそれによる健康障害に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

1:人が聴くことのできる音の周波数は10Hzから30,000Hz程度までで、会話音域は2,000Hzから4,000Hzまでである。

2:騒音性難聴では、通常の会話音より低い音から聞こえにくくなる。

3:騒音性難聴は、音を神経に伝達する内耳の蝸牛の中の有毛細胞が変性することにより起こる。

4:等価騒音レベルは、中心周波数500Hz、1,000Hz、2,000Hz及び4,000Hzの各オクターブバンドの騒音レベルの平均値で、変動する騒音に対する人間の生理・心理的反応とよく対応する。

5:騒音は、自律神経系や内分泌系へも影響を与えるため、騒音ばく露により、ストレス反応である副腎皮質ホルモンの分泌の減少が認められる。

答:3

1:誤り。人が聴くことのできる音の周波数は20Hzから20,000Hz程度までで、会話音域は500Hzから2,000Hzまでといわれている。

2:誤り。騒音性難聴では、通常の会話音より高い音から聞こえにくくなる。

3:正しい。騒音性難聴は、音を神経に伝達する内耳の蝸牛の中の有毛細胞が変性することにより起こる。

4:誤り。等価騒音レベルは、時間的に変動する騒音レベルのエネルギー的な平均値を表す量で、変動する騒音に対する人間の生理・心理的反応とよく対応している。

5:誤り。騒音は、自律神経系や内分泌系へも影響を与えるため、騒音ばく露により、ストレス反応である副腎皮質ホルモンの分泌の増加が認められることがある。

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