次のAからDの業務について、労働基準法に基づく時間外労働に関する協定を締結し、これを所轄労働基準監督署長に届け出る場合においても、労働時間の延長が1日2時間を超えてはならないものの組合せは1~5のうちどれか。
A 多量の低温物体を取り扱う業務
B 鉛、水銀、一酸化炭素、その他これらに準ずる有害物の粉じん、蒸気又はガスを発散する場所における業務
C 病原体によって汚染された物を取り扱う業務
D VDT作業における受注、予約等の拘束型の業務
1:A、B
2:A、C
3:B、C
4:B、D
5:C、D
答:1
A 正しい。多量の低温物体を取り扱う業務については、時間外労働に関する協定を締結し、これを所轄労働基準監督署長に届け出た場合でも、1日について2時間を超えて労働時間を延長することができない。
B 正しい。鉛、水銀、一酸化炭素、その他これらに準ずる有害物の粉じん、蒸気又はガスを発散する場所における業務については、時間外労働に関する協定を締結し、これを所轄労働基準監督署長に届け出た場合でも、1日について2時間を超えて労働時間を延長することができない。
C 誤り。病原体によって汚染された物を取り扱う業務については、労働基準法に基づく時間外労働に関する協定を締結し、これを所轄労働基準監督署長に届け出た場合、1日について2時間を超えて労働時間を延長することができる。
D 誤り。VDT作業における受注、予約等の拘束型の業務については、労働基準法に基づく時間外労働に関する協定を締結し、これを所轄労働基準監督署長に届け出た場合、1日について2時間を超えて労働時間を延長することができる。