出血及び止血法に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
1:体内の全血液量は、体重の1/13程度で、その1/3を短時間に失うと生命が危倹な状態となる。
2:止血法には、直接圧迫法、間接圧迫法などがあるが、応急手当としては間接圧迫法が推奨されている。
3:静脈性出血は、傷口からゆっくり持続的に湧き出るような出血で、通常、直接圧迫法で止血する。
4:内出血は、胸腔、腹腔などの体腔内や皮下などの軟部組織への出血で、血液が体外に流出しないものである。
5:止血を行うときは、処置者の感染防止のため、ビニール手袋を着用したりビニール袋を活用したりして、受傷者の血液に直接触れないようにする。
答:2
1:正しい。体内の全血液量は、体重の1/13程度で、その1/3を短時間に失うと生命が危倹な状態となる。
2:誤り。止血法には、直接圧迫法、間接圧迫法などがあるが、応急手当としては直接圧迫法が推奨されている。直接圧迫法は、出血部を直接圧迫する方法であって、最も簡単で効果的な方法である。
3:正しい。静脈性出血は、傷口からゆっくり持続的に湧き出るような出血で、通常、直接圧迫法で止血する。
4:正しい。内出血は、胸腔、腹腔などの体腔内や皮下などの軟部組織への出血で、血液が体外に流出しないものである。
5:正しい。止血を行うときは、処置者の感染防止のため、ビニール手袋を着用したりビニール袋を活用したりして、受傷者の血液に直接触れないようにする。