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H19後期-問13

熱中症及び高温対策に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

1:熱中症は、暑熱環境下におけるエネルギー消費量の多い労働や運動で起こる急性障害の総称である。

2:熱射病は、高温環境下での体温調節中枢の変調による重篤な熱中症で、発汗が停止し体温が著しく上昇し、意識障害や呼吸困難などの症状がみられる。

3:熱虚脱は、高温環境下で脳へ供給される血液量が増加したとき、代償的に心拍数が減少することにより生じ、発熱、徐脈、めまいなどの症状がみられる。

4:熱痙攣は、高温環境下で発汗により多量に失われた塩分の補給が不十分なとき生じ、血液中の塩分濃度が低下し、筋肉痙攣を起こす。

5:高温環境の評価には、一般にWBGT(湿球黒球温度)指数が用いられる。

答:3

1:正しい。熱中症は、暑熱環境下におけるエネルギー消費量の多い労働や運動で起こる急性障害の総称である。

2:正しい。熱射病は、高温環境下での体温調節中枢の変調による重篤な熱中症で、発汗が停止し体温が著しく上昇し、意識障害や呼吸困難などの症状がみられる。

3:誤り。熱虚脱は、高温環境下での労働において、皮膚に血液がたまり、脳への血液の流れが少なくなり、めまいや失神を起こすものである。

4:正しい。熱痙攣は、高温環境下で発汗により多量に失われた塩分の補給が不十分なとき生じ、血液中の塩分濃度が低下し、筋肉痙攣を起こす。

5:正しい。高温環境の評価には、一般にWBGT(湿球黒球温度)指数が用いられる。

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