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形態別介護技術
第22回-問題103
寝たきりによる合併症とその予防に関する次の組み合わせのうち、適切なものを一つ選びなさい。
1:関節拘縮-----カルシウムの摂取
2:残尿-----水分の制限
3:精神機能低下-----個室への移動
4:起立性低血圧-----座位の訓練
5:便秘-----浣腸の実施
第22回-問題104
施設で生活する認知症高齢者の介護に関する次の記述のうち、最も適切なものを一つ選びなさい。
1:廊下で見かけたので、後ろから声をかけ呼び止めた。
2:家を思い出す品物は家族に持ち帰ってもらった。
3:食事の準備を手伝う様子が見られたので、箸を並べてもらった。
4:何度も同じことを聞くので、「さっきも聞きましたよ」と答えた。
5:外へ出て行こうとしたため、「部屋の中にいてください」と言った。
第22回-問題105
視覚障害の原因疾患とその特徴に関する次の組み合わせのうち、正しいものを一つ選びなさい。
1:糖尿病性網膜症-----網膜出血
2:緑内障-----網膜視細胞変性
3:白内障-----眼圧上昇
4:網膜色素変性症-----ぶどう膜炎
5:ベーチェット病-----水晶体白濁
第22回-問題106
耳の構造とその機能に関する次の組み合わせのうち、正しいものを一つ選びなさい。
1:外耳-----平衡感覚にかかわる
2:鼓膜-----音を集める
3:中耳-----気圧の調節をする
4:鼓室-----音を電気信号に変える
5:内耳-----音を振動させる
第22回-問題107
聴覚障害者のコミュニケーション手段に関する記述のうち、適切なものを一つ選びなさい。
1:筆談は、短時間で微妙なニュアンスを伝えることができる。
2:初めて補聴器を装着したときから健聴者のように聞こえる。
3:高齢になってからの中途失聴者には、手話や指文字が適している。
4:残存聴力のある場合には、人工内耳が効果的である。
5:ファックスやメールは、通信手段として有効である。
第22回-問題109
腎臓機能障害で血液透析療法を行っている利用者の日常生活の支援に関する次の記述のうち、適切なものを一つ選びなさい。
1:塩分は10g/日を目安にするように説明した。
2:透析後に入浴するように説明した。
3:生野菜を食べるように説明した。
4:水分摂取量は医師の指示を守るように説明した。
5:外出は避けるように説明した。
第22回-問題110
精神障害者の生活支援に関する次の記述のうち、最も適切なものを一つ選びなさい。
1:精神障害者同士の交流を避けるように助言する。
2:一人暮らしは避けるように助言する。
3:本人のことは家族に決定してもらう。
4:外出などの予定に応じて薬の量を調節するように助言する。
5:幻聴は否定せず本人にとっての事実として認める。
第22回-問題111
居宅生活での転倒予防に関する次の記述のうち、適切なものを一つ選びなさい。
1:スリッパを履くように指導する。
2:玄関マットを敷くように指導する。
3:段差に目印を付けるように指導する。
4:目の粗いじゅうたんを敷くように指導する。
5:夜間のトイレに起きたときの照明は明るい方がよいと指導する。
第22回-問題112
[事例(問題112から114まで共通)]
Hさん(75歳、女性)は、結腸がんのため2年前に下行結腸ストマ造設手術を行った。その後一人で生活をし、ストマ自己管理や身の回りのこともできていたが、身寄りがないのでケアハウスで生活するようになった。前向きに生きていこうと考え、買い物や映画鑑賞にもよく出かけていた。
Hさんは、元来几帳面な性格であるため、ストマの管理に関する注意事項を守ろうと努力しているが、現在少しお腹が張ると訴えている。
2週間前に買い物に出かけた後から元気がなく、自室にこもり、入浴をしなくなった。また、ストマの自己管理もおぼつかなくなってきており、ストマ周辺の皮膚にびらんが見られるようになった。
次のうち、Hさんの通常の便の性状として、適切なものを一つ選びなさい。
1:液状便
2:液状便~粥状便
3:粥状便~軟便
4:軟便~固形便
5:硬便
第22回-問題113
[事例(問題112から114まで共通)]
Hさん(75歳、女性)は、結腸がんのため2年前に下行結腸ストマ造設手術を行った。その後一人で生活をし、ストマ自己管理や身の回りのこともできていたが、身寄りがないのでケアハウスで生活するようになった。前向きに生きていこうと考え、買い物や映画鑑賞にもよく出かけていた。
Hさんは、元来几帳面な性格であるため、ストマの管理に関する注意事項を守ろうと努力しているが、現在少しお腹が張ると訴えている。
2週間前に買い物に出かけた後から元気がなく、自室にこもり、入浴をしなくなった。また、ストマの自己管理もおぼつかなくなってきており、ストマ周辺の皮膚にびらんが見られるようになった。
Hさんの日常生活支援に関する次の記述のうち、適切でないものを一つ選びなさい。
1:ヨーグルトを勧めた。
2:栄養不足に注意した。
3:皮膚保護剤を貼りかえた。
4:かかりつけ医に連絡をした。
5:入浴を勧めた。
第22回-問題114
[事例(問題112から114まで共通)]
Hさん(75歳、女性)は、結腸がんのため2年前に下行結腸ストマ造設手術を行った。その後一人で生活をし、ストマ自己管理や身の回りのこともできていたが、身寄りがないのでケアハウスで生活するようになった。前向きに生きていこうと考え、買い物や映画鑑賞にもよく出かけていた。
Hさんは、元来几帳面な性格であるため、ストマの管理に関する注意事項を守ろうと努力しているが、現在少しお腹が張ると訴えている。
2週間前に買い物に出かけた後から元気がなく、自室にこもり、入浴をしなくなった。また、ストマの自己管理もおぼつかなくなってきており、ストマ周辺の皮膚にびらんが見られるようになった。
次の会話を参考に、立案した介護計画に関する次の記述のうち、適切でないものを一つ選びなさい。
職員 「1週間くらい前にHさんと話したときに、外出することに不安があるとおっしゃってました」
主任 「不安の原因は分かりましたか」
職員 「他の人に嫌な思いをさせたくないと思っているようです。外出したときに情けない思いをしたことがあったようです」
主任 「Hさんは前向きな人ですから、少しずつ以前のような生活に戻ってほしいと思っています」
職員 「どうすればHさんが安心して外出できるか、Hさんと一緒に考えてみます」
1:外出先のトイレの位置を確認する。
2:外出する前日の食事を減らす。
3:外出時に予備の装具を持参する。
4:外出時に消臭剤を持参する。
5:外出時に予備の下着を持参する。
第22回-問題115
[事例(問題115から問題117まで共通)]
右利きの女性、Jさん(38歳)は、1年前に交通事故で脳の右半球に損傷を負い、重度の片麻痺と高次脳機能障害と診断を受けた。3か月前より、身体障害者更生施設に入所している。日中活動では立位安定の機能訓練が行われている。食事は自立しているが、排泄、入浴などの日常生活には介助が必要である。
午後は、自分で車いすを操作し、花壇の見えるところまで室内を移動している。休日には夫と娘が面会に来ており、一緒に野外の散歩を楽しんでいる。
次の記述のうち、Jさんの行為として出現しないものを一つ選びなさい。
1:車いすのブレーキを掛け忘れる。
2:車いすが左側の物にぶつかる。
3:施設内で迷子になる。
4:左手で本のページをめくる。
5:衣服を裏返しに着てしまう。
第22回-問題116
[事例(問題115から問題117まで共通)]
右利きの女性、Jさん(38歳)は、1年前に交通事故で脳の右半球に損傷を負い、重度の片麻痺と高次脳機能障害と診断を受けた。3か月前より、身体障害者更生施設に入所している。日中活動では立位安定の機能訓練が行われている。食事は自立しているが、排泄、入浴などの日常生活には介助が必要である。
午後は、自分で車いすを操作し、花壇の見えるところまで室内を移動している。休日には夫と娘が面会に来ており、一緒に野外の散歩を楽しんでいる。
花壇を見ていたJさんが車いすから立とうとして転倒した。転倒防止に関する次の記述のうち、最も適切なものを一つ選びなさい。
1:立位動作の支援は訓練時に限定する。
2:車いすにY字帯をつける。
3:車いすに離床センサーをつける。
4:日々の散歩の付き添いは家族に任せる。
5:車いすの使用時間を限定する。
第22回-問題117
[事例(問題115から問題117まで共通)]
右利きの女性、Jさん(38歳)は、1年前に交通事故で脳の右半球に損傷を負い、重度の片麻痺と高次脳機能障害と診断を受けた。3か月前より、身体障害者更生施設に入所している。日中活動では立位安定の機能訓練が行われている。食事は自立しているが、排泄、入浴などの日常生活には介助が必要である。
午後は、自分で車いすを操作し、花壇の見えるところまで室内を移動している。休日には夫と娘が面会に来ており、一緒に野外の散歩を楽しんでいる。
娘さんの卒業式が2週間後にあり、Jさんは出席を希望している。家族は、「出席させたいが心配である」と話している。家族への支援に関する次の記述のうち、適切でないものを一つ選びなさい。
1:式の終了まで参列できるように励ます。
2:事故が発生した場合の対処を相談しておく。
3:車いす対応が可能な車で行くように勧める。
4:車いす移動や排泄の介助を練習してもらう。
5:会場の環境、設備を事前に確認するように勧める。
第22回-問題118
[事例(問題118から問題120まで共通)]
Kさん(70歳、男性)は、単身生活をしていた。10年前に慢性閉塞性肺疾患と診断され治療を続けてきた。3か月前呼吸困難となり入院したが、2週間前に退院し在宅酸素療法が開始された。介護保険認定は要介護2であった。退院後は共働きの長男夫婦がKさん宅に同居することになった。週2回程度の入浴を許可されているが、長男夫婦は鼻カニューレをしながらの入浴介助に不安があり、自分たちでは行っていない。Kさんは、同居期間が短い長男の妻に対して遠慮することも多く、昼食の準備は自分で行おうとしているが、食欲がないと食事を摂取しないときがある。退院時、訪問看護と訪問介護が導入された。訪問介護では清潔保持、調理の介助、月1回の通院介助が行われている。
次のうち、Kさんの食事に対する助言として、適切でないものを一つ選びなさい。
1:食事は、ゆっくり摂取する。
2:水分摂取は、痰の排出を助ける。
3:低カロリーのものを多く摂取する。
4:食事は、回数を増やして摂取する。
5:食欲がなく食事が進まない場合は間食をとる。
第22回-問題119
[事例(問題118から問題120まで共通)]
Kさん(70歳、男性)は、単身生活をしていた。10年前に慢性閉塞性肺疾患と診断され治療を続けてきた。3か月前呼吸困難となり入院したが、2週間前に退院し在宅酸素療法が開始された。介護保険認定は要介護2であった。退院後は共働きの長男夫婦がKさん宅に同居することになった。週2回程度の入浴を許可されているが、長男夫婦は鼻カニューレをしながらの入浴介助に不安があり、自分たちでは行っていない。Kさんは、同居期間が短い長男の妻に対して遠慮することも多く、昼食の準備は自分で行おうとしているが、食欲がないと食事を摂取しないときがある。退院時、訪問看護と訪問介護が導入された。訪問介護では清潔保持、調理の介助、月1回の通院介助が行われている。
Kさんの通院介助に関する次の記述のうち、適切でないものを一つ選びなさい。
1:余裕をもったスケジュールを立てる。
2:携帯用酸素ボンベの残量を確認しておく。
3:呼吸困難があるときには休憩をとる。
4:肺機能訓練のために階段昇降を行う。
5:帰宅後はうがいと手洗いを励行する。
第22回-問題120
[事例(問題118から問題120まで共通)]
Kさん(70歳、男性)は、単身生活をしていた。10年前に慢性閉塞性肺疾患と診断され治療を続けてきた。3か月前呼吸困難となり入院したが、2週間前に退院し在宅酸素療法が開始された。介護保険認定は要介護2であった。退院後は共働きの長男夫婦がKさん宅に同居することになった。週2回程度の入浴を許可されているが、長男夫婦は鼻カニューレをしながらの入浴介助に不安があり、自分たちでは行っていない。Kさんは、同居期間が短い長男の妻に対して遠慮することも多く、昼食の準備は自分で行おうとしているが、食欲がないと食事を摂取しないときがある。退院時、訪問看護と訪問介護が導入された。訪問介護では清潔保持、調理の介助、月1回の通院介助が行われている。
長男夫婦に入浴介助の方法を指導する際の留意点に関する次の記述のうち、適切なものを一つ選びなさい。
1:時間をかけてゆっくり入浴する。
2:口唇が紫色の場合は入浴しない。
3:身体を洗うときは、全介助で行う。
4:首まで湯につかる。
5:入浴後は冷房のきいた部屋で休む。
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