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介護の基本
第28回-問題17
2013年(平成25年)の「国民生活基礎調査」(厚生労働省)に関する次の記述のうち、2004年(平成16年)と2013年(平成25年)の65歳以上の者のいる世帯について、正しいものを1つ選びなさい。
1:65歳以上の者のいる世帯は、どちらも全世帯の6割を超えている。
2:「親と未婚の子のみの世帯」は、2013年(平成25年)は2004年(平成16年)に比べて減少している。
3:「夫婦のみの世帯」は、2013年(平成25年)は2004年(平成16年)に比べて減少している。
4:「単独世帯」は、2013年(平成25年)は2004年(平成16年)に比べて増加している。
5:「三世代世帯」は、どちらも65歳以上の者のいる世帯の3割を超えている。
第28回-問題18
社会福祉士及び介護福祉士法に基づいて、介護福祉士に課せられている誠実義務に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
1:常に担当する利用者の立場に立って業務を行う。
2:国民の保健医療の向上及び福祉の増進を図る。
3:利用者を心身共に健やかに育成する責任を負う。
4:利用者の心身の健康の保持のために必要な措置を講じる。
5:利用者が安心して暮らすことのできる地域社会の実現に寄与する。
第28回-問題19
Fさん(82歳、男性)は、脳梗塞(cerebral infarction)の後遺症による右片麻痺と運動性失語の状態で、介護老人福祉施設へ入所した。自分の意思は、顔の表情やうなずきなどの動作や左手を使って伝えることができる。2時間ほどは車いすで座位を保つことができる。
食事の際は、自分でご飯やおかずをスプーンに乗せたり汁物を口に運ぶことは困難であるが、スプーンに乗った食べ物を左手で口まで運んで食べることはできる。
食事場面における介護福祉職の対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。
1:食事を居室のベッド上でとるように促す。
2:メニューの説明は不要である。
3:左手で食べたいものを示すように促す。
4:ご飯とおかずを混ぜてスプーンに乗せて口に運ぶ。
5:好みの食べ物は最後に食べるように促す。
第28回-問題20
利用者の自己決定に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
1:支援者は、利用者の自己決定に対する働きかけを行ってはならない。
2:援助を受けている利用者は、自己決定を行うことができない。
3:判断能力が低い利用者の場合、家族の意向を優先して決定する。
4:利用者はエンパワメントアプローチ(empowerment approach)をされることで、自己決定能力が高まる。
5:自己決定には、責任能力の有無が条件となる。
第28回-問題22
利用者がその人らしい生活を実現できるように、介護福祉職が把握すべき情報として、最も優先順位が高いものを1つ選びなさい。
1:利用者の所有する不動産の種類や価値
2:改訂長谷川式簡易知能評価スケールの得点
3:既往症
4:最近1年間の体重変化
5:これまでの生活環境と生活習慣
第28回-問題23
障害者の年金、手当、扶助に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
1:障害基礎年金の障害等級は、1級と2級である。
2:障害基礎年金と老齢厚生年金は、併給できない。
3:障害基礎年金は、全額が生活保護の収入認定の対象外となる。
4:特別障害者手当は、市町村の条例によって実施される。
5:2013年(平成25年)の生活保護基準の見直しに伴って、障害者加算が廃止された。
第28回-問題24
通所介護(デイサービス)に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
1:事業者による非常災害対策訓練の実施は、任意である。
2:事業者は、正当な理由なくサービスの提供を拒んではならない。
3:サービスの内容等を記載した通所介護計画の作成は、任意である。
4:短期入所生活介護と訪問介護(ホームヘルプサービス)を組み合わせなければならない。
5:日常生活の自立を助けるために、専門職による理学療法や作業療法を行わなければならない。
第28回-問題25
サービス担当者会議に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
1:サービス提供者の実践力の向上を主な目的とする。
2:利用者とその家族の参加を基本とする。
3:市町村社会福祉協議会が主催する。
4:市町村の会議室で開催することが望ましい。
5:利用者を匿名にして議論する。
第28回-問題26
介護老人福祉施設に入所後、すぐ退所したいと訴える利用者への介護福祉職の対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。
1:精神安定を図るために、利用者に精神安定剤を服薬してもらう。
2:利用者の思いを最優先に考えて、退所の手続きをする。
3:利用者に退所を思い直してもらうために、家族には介護する意思がないと伝える。
4:利用者の今の思いを受け止めて、その発言の背景を確認する。
5:気分を変えてもらうために、利用者をテレビの前に案内する。
第28回-問題27
施設での介護のあり方に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
1:利用者の羞恥心に配慮した介護を行う。
2:親しみを込めて、利用者を愛称で呼ぶ。
3:多床室では、介護福祉職の目が行き届くように、カーテンは開けておく。
4:入室するときは、日常的なことなので、ノックや声かけをしなくてもよい。
5:医師から利用者に関する情報の提供を求められても、それがどんな理由であっても応じないようにする。
第28回-問題28
次のマークが示す内容として、正しいものを1つ選びなさい。
1:国に登録された第三者認証機関によって、品質が保証された製品である。
2:身体拘束ゼロに役立つ製品である。
3:介護福祉士が医療的ケアを行うための製品である。
4:介護保険制度において、利用者の経済的負担がない製品である。
5:福祉用具・介護ロボット実用化支援事業で、普及啓発の対象となる製品である。
第28回-問題29
リスクマネジメントに関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
1:細心の準備をすれば、事故は起こらない。
2:小さな介護事故は、個人で対応する。
3:介護事故の報告を済ませたら、その後の対応は組織の代表者に一任すればよい。
4:介護業務に慣れると事故は起こらない。
5:ヒヤリ・ハット事例の収集・分析が、事故を防ぐことにつながる。
第28回-問題30
感染対策に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
1:下痢・嘔吐が続く介護福祉職は、マスクをして業務を行う。
2:汚れが目に見える場所を消毒することが、感染症予防に有効である。
3:モップを使う床掃除の場合は、乾いたモップで汚れを拭き取る。
4:手袋を着用していれば、排泄物や嘔吐物を触った後の手洗いを省略してもよい。
5:固形石鹸よりも液体石鹸の方が望ましい。
第28回-問題31
労働安全衛生法に定められている内容に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
1:労働災害の防止に関する措置への労働者の協力
2:労働者の介護休業
3:女性労働者の婚姻、妊娠、出産等を理由とする不利益取扱いの禁止
4:常時20名以上の労働者を使用する事業場の衛生委員会の設置
5:労働者の1日の法定労働時間
第28回-問題32
ストレスマネジメントに関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
1:仕事に没頭することでストレスを忘れるようにする。
2:自分はストレスを感じることがないと考える。
3:悩みは他人に相談せずに、自分で解決しようとする。
4:困難な現実からは目をそらして、自己を正当化する。
5:自分に合った適切な対処法を持つ。
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