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第22回-問題117

[事例(問題115から問題117まで共通)]
右利きの女性、Jさん(38歳)は、1年前に交通事故で脳の右半球に損傷を負い、重度の片麻痺と高次脳機能障害と診断を受けた。3か月前より、身体障害者更生施設に入所している。日中活動では立位安定の機能訓練が行われている。食事は自立しているが、排泄、入浴などの日常生活には介助が必要である。
午後は、自分で車いすを操作し、花壇の見えるところまで室内を移動している。休日には夫と娘が面会に来ており、一緒に野外の散歩を楽しんでいる。

娘さんの卒業式が2週間後にあり、Jさんは出席を希望している。家族は、「出席させたいが心配である」と話している。家族への支援に関する次の記述のうち、適切でないものを一つ選びなさい。

1:式の終了まで参列できるように励ます。

2:事故が発生した場合の対処を相談しておく。

3:車いす対応が可能な車で行くように勧める。

4:車いす移動や排泄の介助を練習してもらう。

5:会場の環境、設備を事前に確認するように勧める。

答:1

1:誤り。根拠のない励ましよりも、出席するために必要な事をアドバイスしなければならない。

2:正しい。式に出席するためには、事故が発生した場合の対処を相談しておく必要がある。

3:正しい。式に出席するときは、車いす対応が可能な車で行くことが望ましい。

4:正しい。式に出席するためには、車いす移動や排泄の介助を練習してもらう必要がある。

5:正しい。式に問題なく出席できるか、会場の環境、設備を事前に確認しておく必要がある。

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