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H26秋期-問100

[中問D]
交通費精算業務の改善に関する次の記述を読んで、問に答えよ。

広告代理店のA社では、申請者が経理部に回付した交通費精算伝票(以下、伝票という)を使って、顧客訪問時に発生した交通費の精算業務を行っている。

[現在の交通費精算業務の流れ]
(1)申請者は、伝票に申請者名、社員番号、経費科目、顧客番号、利用日、利用区間、金額及び合計金額を記入する。押印後、事務担当者に回付する。
(2)事務担当者は、申請内容を精査し、誤りがなければ伝票を承認者に回付する。誤りがあれば、伝票を申請者に差し戻す。
(3)承認者は、承認又は否認の決裁を行う。内容が適切であった場合には承認して、事務担当者に回付する。内容が適切でなければ否認して、申請者に差し戻す。
(4)(2)又は(3)で差し戻された場合、申請者は伝票を修正し、再度事務担当者に回付する。
(5)事務担当者は、承認者から回付された当日分の承認済み伝票を取りまとめ、伝票番号を採番し、経理部に回付する。
(6)経理担当者は、事務担当者から回付されてきた承認済み伝票の支払処理を行う。

交通費精算を効率よく行うために、データベースを活用して、次に示す機能要件の交通費精算システム(以下、精算システムという)を構築することにした。

[精算システムの機能要件の一部]
(1)社員番号でログオンする。社員番号によって、社員表から申請者名を抽出し、申請画面の共通項目として設定する。
(2)申請画面の明細として、顧客番号、利用日、利用区間と金額を入力する。1回の申請で複数の顧客訪問に対する明細が入力できる。また、合計金額の算出、経費科目の設定及び伝票番号の自動採番を行う。ここで経費科目として、交通費を自動設定する。
(3)申請後、事務担当者が精査を行い、自動的に承認者に通知が行く。承認者は決裁画面で承認か否認かを選択する。
(4)支払画面で承認済み申請を社員ごとに集計し、支払金額を算出する。

精算システムの導入前と導入後について、各担当者の作業時間をサンプリングしたところ、次のような結果となった。この結果に基づいて、A社の1か月当たりの全体の作業短縮時間を求めると何時間になるか。ここで、A社の1か月の営業日は20日とし、A社の1日の平均申請回数は10回とする。

[サンプリングの結果]
(1)申請者は、1回の申請で12分掛かっていたものが3分に短縮された。
(2)事務担当者全体では、1日の交通費精算業務に関わる作業が、48分から16分に短縮された。
(3)承認者は、1回の申請での承認が72秒から12秒に短縮された。
(4)経理担当者全体では、1か月の交通費精算業務に関わる作業が、13時間から1時間に短縮された。

ア:29

イ:44

ウ:56

エ:152

答:ウ

A社の1か月の営業日20日と、1日の平均申請回数10回から、1か月あたり平均200回の申請がある。

(1)より、1回の申請で9分短縮され、1か月あたり1,800分短縮された。
(2)より、1日で32分短縮され、20日では640分短縮された。
(3)より、1回の申請で60秒短縮され、1か月あたり12,000秒短縮された。
(4)より、1か月で12時間短縮された。

短縮された時間を合計すると次のようになる。

1,800分+640分+12,000秒+12時間
=1,800分+640分+200分+720分
=3,360分
=56時間

よって正解はウとなる。

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