[中問B]
製品の製造と販売の計画に関する次の記述を読んで、問に答えよ。
電化製品を製造しているG社では、新たに開発した製品Hの発売を予定しており、その製造方法及び販売計画について検討を行っている。
製品Hの製造方法として案Aと案Bの二つの案が検討されていて、それぞれの案の固定費と変動費は表1のようになると見込んでいる。
製品Hの月当たり製造台数と、固定費と変動費を合計した製造原価の関係は、図1のグラフのように表すことができる。
製品Hには、社外から仕入れている部品Jが使われている。この部品Jの仕入価格が来月から値上がりする可能性が出てきた。部品Jが値上がりし、製造方法として案Bを採用する場合、図1の製造台数と製造原価のグラフはどのようになるか。ここで、元の製造台数と製造原価の関係を実線で、部品Jの仕入価格が値上がりした場合の関係を破線で示す。
答:ウ
部品Jは、製品Hに使われているので、部品Jは製造台数が多ければ多いほど、累積して多くなる変動費に該当し、製造台数が0台のときに変動費は0円なので、破線が案Bの固定費2,000万円を超えている、選択肢のアとイは除外できる。
また、変動費は製造台数に比例するので、破線が曲線になっているエは除外できる。
よって正解はウとなる。