[中問B]
製品の製造と販売の計画に関する次の記述を読んで、問に答えよ。
電化製品を製造しているG社では、新たに開発した製品Hの発売を予定しており、その製造方法及び販売計画について検討を行っている。
製品Hの製造方法として案Aと案Bの二つの案が検討されていて、それぞれの案の固定費と変動費は表1のようになると見込んでいる。
製品Hの月当たり製造台数と、固定費と変動費を合計した製造原価の関係は、図1のグラフのように表すことができる。
案Aと案Bのどちらで製品Hの製造原価が低くなるのかは、製品Hの製造台数によって異なる。案Bの製造原価が案Aの製造原価より低くなるのは、月間製造台数が何台を超える場合か。
ア:120
イ:300
ウ:400
エ:600
答:エ
月間製造台数が影響するのは、変動費である。
案Aと案Bの製造原価は、以下のようになる。
案A:1,400+月間製造台数×6
案B:2,000+月間製造台数×5
2つの案の製造原価が等しくなるのは、1,400+月間製造台数×6=2,000+月間製造台数×5を解いて、月間製造台数=2,000-1,400=600
600台を超えると案Bの製造原価が、案Aの製造原価より低くなる。
よって正解はエとなる。