デッドロックの説明として、適切なものはどれか。
ア:コンピュータのプロセスが本来アクセスしてはならない情報に、故意あるいは偶発的にアクセスすることを禁止している状態
イ:コンピュータの利用開始時に行う利用者認証において、認証の失敗が一定回数以上になったときに、一定期間又はシステム管理者が解除するまで、当該利用者のアクセスが禁止された状態
ウ:複数のプロセスが共通の資源を排他的に利用する場合に、お互いに相手のプ口セスが占有している資源が解放されるのを待っている状態
エ:マルチプログラミング環境で、実行可能な状態にあるプロセスが、OSから割り当てられたCPU時間を使い切った状態
答:ウ
ア:誤り。コンピュータのプロセスが本来アクセスしてはならない情報に、故意あるいは偶発的にアクセスすることを禁止している状態は、アクセス権の設定によって行われる。
イ:誤り。コンピュータの利用開始時に行う利用者認証において、認証の失敗が一定回数以上になったときに、一定期間又はシステム管理者が解除するまで、当該利用者のアクセスが禁止された状態は、ロックアウトである。
ウ:正しい。複数のプロセスが共通の資源を排他的に利用する場合に、お互いに相手のプ口セスが占有している資源が解放されるのを待っている状態は、デッドロックである。
エ:誤り。マルチプログラミング環境で、実行可能な状態にあるプロセスが、OSから割り当てられたCPU時間を使い切った状態は、CPUスケジューリングによって発生し、デッドロックではない。