[中問A]
ソフトウェアのテストに関する次の記述を読んで、問に答えよ。
Mさんは、総務課のNさんから宅配荷物の発送業務で利用する料金計算プログラム(以下、プログラムという)の作成を依頼された。そこで、Nさんから聞いた料金計算の方法を基に次のように要件をまとめ、プログラムを作成した。
(1)料金はサイズ区分と発送先の地区から表1の料金表で求める。サイズ区分は荷物の3辺計(荷物の立て、横、高さの長さの合計で1cm単位)と重量(1kg単位)を比較し、どちらか大きいほうの区分を適用する。
なお、3辺計が140cm又は重量が20kgを超える荷物は受け付けない。
(2)荷物の3辺計と重量、発送先の地区(A~D)を入力すると、料金を出力する。
Mさんは、プログラムをNさんに引き渡す前にテスト行うことにした。
テストに当たり、表2の出力結果表を作成し、これに基づいてテストデータを準備した。表2は、入力データが各列に示すYesの組合せに該当する値である時の正しい出力を、欄“予想出力”に記入したものである。
次の表は、テストデータ(地区、3辺計、重量)を用いて実際にテストを行った結果の一部である。この結果として適切なものはどれか。
ア:3辺が60cmで重量が5kgの時の出力結果に誤りがある。
イ:サイズ区分が区分3のときの出力結果に誤りがある。
ウ:出力結果に誤りはない。
エ:地区Cの出力結果だけに誤りがある。
答:ア
ア:正しい。3辺が60cmで重量が5kgの時の出力結果は、C地区なら1,150円、D地区なら1,800円でテストではいずれも誤っている。
イ:誤り。サイズ区分が区分3のときの出力結果に誤りはない。
ウ:誤り。3辺が60cmで重量が5kgの時の出力結果に誤りがある。
エ:誤り。地区Cでも地区Dでも、出力結果に誤りがある。