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H21秋期-問91

[中問A]
販売管理業務に関する次の記述を読んで、問に答えよ。

S社の販売管理業務は、受注処理、出荷処理及び請求処理で構成されており、業務効率の向上を目的として販売管理システムを利用している。
販売管理業務の概要と販売管理システムの概要は、次のとおりである。

[販売管理業務の概要]
(1)受注処理では、営業担当者が顧客から注文依頼を受けると、受注データを販売管理システムに登録する。注文には、通常注文と優先注文の二つの種別がある。
(2)出荷処理では、受注データを基に在庫引当を行う。通常注文は在庫数の70%まで引当可能であり、優先注文は在庫数まで引当可能である。在庫引当ができた分は、倉庫担当者が納品書を作成して出荷作業を行う。在庫引当ができなかった分は、次の入荷を待ってから出荷する。
(3)請求処理では、毎月20日を請求締め日として、その翌日に経理担当者が出荷済データから顧客ごとに請求書を作成して送付する。

[販売管理システムの概要]
 販売管理システムでは、受注処理、出荷処理、請求処理の結果が、それぞれ、受注管理ファイル、出荷管理ファイル、請求管理ファイルに登録される。

ある日の商品Tの注文状況が次の表のとおりであったとき、11:00の注文に対して引当可能な数量は幾つか。ここで、この日の仕入はなく、前日の業務終了時の在庫数は100とする。

ア:7

イ:10

ウ:14

エ:20

答:ウ

通常注文は在庫数の70%までという点に注意し、前日の在庫100から減じていくと良い。

10:00の通常注文:在庫数は100、注文数は在庫数の70%を超えているので引当数は70

10:30の優先注文:在庫数は30、優先注文であり在庫数以下の注文数なので引当数は10

11:00の通常注文:在庫数は20、注文数は在庫数の70%までなので、引当数は20×0.7=14

よって正解はウとなる。

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