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H21秋期-問90

[中問A]
販売管理業務に関する次の記述を読んで、問に答えよ。

S社の販売管理業務は、受注処理、出荷処理及び請求処理で構成されており、業務効率の向上を目的として販売管理システムを利用している。
販売管理業務の概要と販売管理システムの概要は、次のとおりである。

[販売管理業務の概要]
(1)受注処理では、営業担当者が顧客から注文依頼を受けると、受注データを販売管理システムに登録する。注文には、通常注文と優先注文の二つの種別がある。
(2)出荷処理では、受注データを基に在庫引当を行う。通常注文は在庫数の70%まで引当可能であり、優先注文は在庫数まで引当可能である。在庫引当ができた分は、倉庫担当者が納品書を作成して出荷作業を行う。在庫引当ができなかった分は、次の入荷を待ってから出荷する。
(3)請求処理では、毎月20日を請求締め日として、その翌日に経理担当者が出荷済データから顧客ごとに請求書を作成して送付する。

[販売管理システムの概要]
 販売管理システムでは、受注処理、出荷処理、請求処理の結果が、それぞれ、受注管理ファイル、出荷管理ファイル、請求管理ファイルに登録される。

出荷処理において、引当数の求め方を流れ図で表すとき、次の図のc、dに入る適切な字句の組合せはどれか。

ア:a=通常注文か b=注文数≦在庫数の70%

イ:a=通常注文か b=注文数>在庫数の70%

ウ:a=優先注文か b=注文数≦在庫数の70%

エ:a=優先注文か b=注文数>在庫数の70%

答:イ

「在庫数を引当数とする」ことができるのは優先注文なので、優先注文時はcでNoが選択されなければならない。従ってcは「通常注文か」である。

通常注文で「注文数を引当数とする」のは、注文数≦在庫数の70%のときで、dでNoが選択されるためには逆の条件が入らなければならない。従ってdは「注文数>在庫数の70%」である。

よって正解はイとなる。

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