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第28回-問題37

Lさん(70歳、男性)は、脳梗塞(cerebral infarction)の後遺症で聴覚的理解と視覚的理解の障害があるが、発語はできる。日常会話で使用する単語は理解できるが、うまくコミュニケーションをとれないことが多い。介護福祉職が「あしたは晴れですね。あしたの午後散歩に行きましょう」と伝えると、Lさんは話の内容が分からない様子である。
Lさんが理解できるような関わり方として、最も適切なものを1つ選びなさい。

1:もう一度、低い声で同じ言葉を伝える。

2:もう一度、大きな声で同じ言葉を伝える。

3:「あした、散歩」と短い言葉で伝える。

4:「あした、さんぽ」とひらがなで書いて伝える。

5:言葉を1音ずつに区切って、「あ・し・た・さ・ん・ぽ」と伝える。

答:3

1:誤り。Lさんは話が聞こえていない訳ではないため、もう一度低い声で同じ言葉を伝えることは適切でない。

2:誤り。Lさんは聴覚的理解の障害があるため、もう一度大きな声で同じ言葉を伝えることは適切でない。

3:正しい。Lさんは単語は理解できるため、「あした、散歩」と短い言葉で伝えることが適切である。

4:誤り。Lさんは視覚的理解の障害があるため、「あした、さんぽ」と書いて伝えることは適切でない。

5:誤り。Lさんは単語は理解できる。言葉を1音ずつに区切って「あ・し・た・さ・ん・ぽ」と伝えることは余計に理解しにくくなる。

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