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第27回-問題2

「障害者差別解消法」に関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。

1:「障害者総合支援法」の基本的な理念のもと、障害者の差別の解消を具体的に実施するためのものである。

2:障害者を身体障害、知的障害および精神障害のある者に限定している。

3:行政機関に対して、障害者に対する合理的配慮を法的義務としている。

4:差別について具体的に定義し、その解消に向けた措置等を定めている。

5:この法律以前に、障害を理由とする差別や不利益な取扱いの禁止について定めた条例を制定した地方公共団体は存在しない。

(注)
1 「障害者差別解消法」とは、「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律」のことである。
2 「障害者総合支援法」とは、「障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律」のことである。

答:3

1:誤り。「障害者差別解消法」は、「障害者基本法」の基本的な理念のもと、障害者の差別の解消を具体的に実施するためのものである。

2:誤り。「障害者差別解消法」では、障害者を、身体障害、知的障害、精神障害(発達障害を含む。)その他の心身の機能の障害がある者であって、障害及び社会的障壁により継続的に日常生活又は社会生活に相当な制限を受ける状態にあるものとしている。

3:正しい。「障害者差別解消法」は、行政機関に対して、障害者に対する合理的配慮を法的義務としている。

4:誤り。「障害者差別解消法」では、差別について具体的な定義が示されていない。

5:誤り。「障害者差別解消法」以前にも、千葉県をはじめ、北海道、岩手県、熊本県、さいたま市、八王子市など、多くの地方公共団体が障害者差別禁止条例を制定していた。

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