[中問C]
売上高の損益分析に関する次の記述を読んで、問いに答えよ。
部品メーカに勤めるAさんは、材料費などの変動費と人件費などの固定費を把握し、表計算ソフトを活用して、売上高と利益を検討することにした。1か月の売上高、変動費に固定費を加えた総費用を基に、図1に示すような売上高の損益分析を行うためのワークシートを作成した。
変動費は売上高に連動して増減する費用であり、変動費率は変動費の売上高に占める割合である。固定費とは、売上高にかかわらず発生する一定額の費用である。損益分岐点は売上高と総費用がちょうど等しくなる売上高であり、売上高が損益分岐点以下であれば赤字になり、それ以上になれば利益が出る。
変動費率と固定費は、それぞれセルB1、B2に入力してある。
図1のセル B17 に損益分岐点を求める計算式を入力する。セル B17 に入力する計算式として、適切なものはどれか。
ア:B2*B1
イ:B2*(1-B1)
ウ:B2/B1
エ:B2/(1-B1)
答:エ
損益分岐点=固定費÷(1-変動費率)である。
固定費と変動費率をそれぞれB1、B2に置き換えると、
B2/(1-B1)が正しい計算式である。