ITを企業の経営戦略の実現に役立てて行くために、情報戦略の立案に当たって留意すべきこととして、最も適切なものはどれか。
ア:経営戦略の立案はトップマネジメントが担い、他方、情報戦略の立案は情報システム部門が担当するものであり、これらは独立して進めていくこと
イ:情報化に当たっては、現行業務の業務機能や業務フローを調査した上で、現行業務のプロセスそのものを、ITを活用して自動化することを目指していくこと
ウ:情報化に当たっては、情報システムのあるべき姿を明確にし、情報システムの目的や機能が経営戦略に適合しているかなどを検討すること
エ:情報戦略の立案段階においてシステムの費用として初期コストを評価し、システム運用や保守に関する費用は、運用が開始する時点で改めて評価すること
答:ウ
ア:誤り。情報戦略は経営戦略の目的達成のために立てられるものであり、独立していない。
イ:誤り。現行業務の業務機能や業務フローを調査した上で、最適化・自動化した結果、現行業務に改善がなければならず、現行業務のプロセスそのものが自動化されるとは限らない。
ウ:正しい。情報化に当たっては、情報システムのあるべき姿を明確にし、情報システムの目的や機能が経営戦略に適合しているかなどを検討する。
エ:誤り。情報戦略のための費用は、運用や保守に関する費用も予め評価をしておかないと、全体の費用対効果について判断できない。