Home > 中問 > H24秋期-問91

H24秋期-問91

[中問B]
交通費申請システムの導入の検討に関する次の記述を読んで、問に答えよ。

S社の企画部では交通費申請システムの導入を検討している。企画部のAさんは、上司のB課長から“先日のシステム導入検討会の内容をまとめてほしい。まずは、交通費申請に関する現在の問題点とシステムへの要望を整理して、システムがもつべき機能を洗い出すことから始めてはどうだろうか。そして、システム導入の目的を明確にしていくことが大切だね。”との指示を受けた。システム導入検討会のメモは、次のとおりである。

[システム導入検討会のメモ]
(1)利用区間と申請された金額が正しいかどうかの確認に、最も多くの時間を掛けている。
(2)市販のソフトウェアを利用すれば、システム導入費用が安くなるはずである。
(3)数日分をまとめて申請できる方法があってもよい。
(4)申請書類に記入するべき項目が記入されていないなどの書類の不備が多い。
(5)申請書類の計算ミスが多くて、承認までに時間が掛かっている。
(6)システム導入後も、申請書類の不備やミスは本人が修正して再度提出する。
(7)過去に申請したデータを再利用して申請したい。
(8)申請後に申請した交通費がいつ支払われるのかが分かるとよい。
(9)システム導入時には説明会を聞いてほしい。

[システム導入検討会のメモ](5)の“申請書類の計算ミスが多くて、承認までに時間が掛かっている。”の原因を調べたところ、合計計算の単純な誤りで、返却された申請書類を申請者が修正して再度提出しているので、承認までに時間が掛かっていることが分かった。これを改善するためにシステムがもつべき機能として、適切なものはどれか。

ア:申請後に、計算ミスがある申請を検索できる機能

イ:申請時に、必要な計算を自動的に行う機能

ウ:申請者が、電卓機能をもったソフトウェアを使えるようにする機能

エ:申請を承認する上司が、計算ミスを修正することができる機能

答:イ

ア:誤り。申請後に、計算ミスがある申請を検索できても、申請者の修正作業は発生するので、全体としての承認までの時間短縮に効果は小さい。

イ:正しい。申請時に、必要な計算を自動的に行う機能をもつことで、申請書類の計算ミスが少なくなる。

ウ:誤り。申請者が、電卓機能をもったソフトウェアを使えるようにする機能があっても、計算ミスの抑制効果は小さい。

エ:誤り。申請を承認する上司が、計算ミスを修正することができても、修正作業は発生するので、全体としての承認までの時間短縮に効果は小さい。

スポンサーリンク

Home > 中問 > H24秋期-問91

Page Top

© 2011-2022 過去問.com