ITガバナンスを説明したものはどれか。
ア:企業の社員個人の保有する知識を蓄積し、それを社内で共有することによって、社員のスキルや創造力を高めて企業競争力の強化を図る。
イ:個々のIT投資の正当性の評価をするのではなく、経営戦略とIT戦略との整合性や投資効果、組織の在り方などの評価のフレームワークを適用する。
ウ:財務、顧客、内部業務プロセス、学習の四つの視点を用いて戦略に適合した個別の実施項目、数値目標などを設定してモニタリングすることで企業変革を推進する。
エ:複数の企業で共通的に存在する業務を、企業から切り離して集中・統合して独立させ、それぞれの企業で共有してサービス提供を受けることで経営の効率化を目指す。
答:イ
ア:誤り。企業の社員個人の保有する知識を蓄積し、それを社内で共有することによって、社員のスキルや創造力を高めて企業競争力の強化を図るのは、ナレッジマネジメントである。
イ:正しい。個々のIT投資の正当性の評価をするのではなく、経営戦略とIT戦略との整合性や投資効果、組織の在り方などの評価のフレームワークを適用するのは、ITガバナンスである。
ウ:誤り。財務、顧客、内部業務プロセス、学習の四つの視点を用いて戦略に適合した個別の実施項目、数値目標などを設定してモニタリングすることで企業変革を推進するのは、バランススコアカードである。
エ:誤り。複数の企業で共通的に存在する業務を、企業から切り離して集中・統合して独立させ、それぞれの企業で共有してサービス提供を受けることで経営の効率化を目指すのは、シェアードサービスである。