A社と競合B社の相互の意思決定において、 A社先手で相互に3手目までの打つ手を次の表のとおり作成した。表の数値は3手目の局面におけるA社の期待値である。A社は自社の期待値を大きくするように打つ手を選択し、B社は、3手目の結果を予測してA社の期待値を小さくするように打つ手を選択するとき、3手目の局面におけるA社の期待値は何億円か。
ア:8
イ:9
ウ:10
エ:15
答:イ
図より、A社が最も大きい期待値になるのは、1手目で値引きし、3手目で広告する場合の15億円である。
ここでB社の2手目の選択は、A社の期待値を小さくするために打つ手なので、値引きの有無に対してA社の期待値が小さい方である。
B社が値引きした場合:A社の期待値は9億円
B社が値引きしない場合:A社の期待値は15億円(最大)
よってB社はA社の期待値を9億円と小さくするため、値引きする方法を選択する。
よって正解はイとなる。