表計算ソフトを用いて社員コード中のチェックディジットを検算する。社員コードは3けたの整数値で、最下位の1けたをチェックディジットとして利用しており、上位2けたの各けたの数を加算した値の1の位と同じ値が設定されている。セルB2に社員コードからチェックディジットを算出する計算式を入力し、セルB2をセルB3~B5に複写するとき、セルB2に入力する計算式のうち、適切なものはどれか。
ア:10-整数部(A2/100)+剰余(整数部(A2/10),10)
イ:剰余(10- 整数部(A2/100)+整数部(A2/10),10)
ウ:剰余(整数部(A2/100)+剰余(整数部(A2/10),10),10)
エ:整数部((整数部(A2/100)+整数部(A2/10))/10)
答:ウ
各式にA2の値を代入しても正解は求められるが、式をどのように作るべきか検証する。
求めたい値は3つある。
①100の位の値
A2の値を100で割り小数点以下を切り捨てることで求められる。
式:整数部(A2/100)
②10の位の値
A2の値を10で割り小数点以下を切り捨てると、100の位が0でなければ2けたの値になる。
そこで更に10で割った余りを求めると良い。
式:剰余(整数部(A2/10),10)
③チェックディジット
①と②を足した結果が2けたになる可能性があるので、更に10で割った余りを求める。
式:剰余(①+②,10)
これらから③で求める式は以下となる。
剰余(①+②,10)
=剰余(整数部(A2/100)+剰余(整数部(A2/10),10),10)
よって正解はウとなる。