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H21秋期-問94

[中問B]
商品の販売データの分析に関する次の記述を読んで、問に答えよ。

N社の営業部では、今年度の販売戦略立案に向けて、前年度の商品売上実績を売上総利益率、商品回転率及び売上構成比率の視点で分析することにした。ここで、商品回転率は、一定期間の売上高を平均在庫高で割った値である。
分析には表計算ソフトを用いることとし、前年度の売上に関する資料を基に図のようなワークシートを作成した。ここで、列I、列Jの計算式は、セルA2~H11の範囲を、列Bをキーとして降順に整列した後に入力する。

売上の分析に当たっては、売上総利益率と商品回転率がともに高い商品が、販売効率が良く利益の上がる良い商品と判断される。そこで、販売効率を示す指標と売上高を視覚的に確認するために、各商品の売上高、売上総利益率及び商品回転率の関係を次の図のようなバブルチャートにして表した。この図を分析した内容として、適切なものはどれか。

ア:“商品え”は、薄利多売で利益を上げている商品であり、利益を維持するためには品切れが起こらないよう商品管理に注意する必要がある。

イ:“商品か”は、売上高は少ないが最も販売効率が良いので、現状維持でよい。

ウ:“商品く”は、売上高は多くないが、余分な在庫が少なく、利益が大きいので、売上を増やす工夫をすれば効率よく利益の増加が図れる。

エ:“商品こ”は、販売数量は少ないが価格の高い高級商品であり、幅広い顧客層を維持するためには大切な商品である。

答:ウ

ア:誤り。“商品え”は、他の商品に比べ売上総利益率が高く、商品回転率が低いので、薄利多売とはいえない。

イ:誤り。“商品か”は、商品回転率が最も悪く、売上総利益率も低いので、販売効率が良いとはいえない。

ウ:正しい。“商品く”は、商品回転率が最も良い(余分な在庫が少ない)だけではなく、売上総利益率も高い(利益が大きい)商品であるので、売上を増やす工夫をすれば効率よく利益の増加が図れる。

エ:誤り。“商品こ”は、商品回転率が高く、販売数量が少ないとはいえない。

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