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発達と老化の理解
第28回-問題69
エリクソン(Erikson,E.)の発達段階説に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
1:誕生から1歳頃までは、自分の行動のコントロールを身につける段階である。
2:3歳頃から6歳頃までは、自発的行動を通して主体性の感覚を学ぶ段階である。
3:12歳頃から20歳頃までは、勤勉性を身につける段階である。
4:20歳頃から30歳頃までは、心身共に自分らしさを身につける段階である。
5:30歳頃から60歳頃までは、社会全体や他者への信頼感を持つ段階である。
第28回-問題70
加齢に伴う筋肉の変化に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
1:70歳代までは、筋肉量は維持される。
2:タンパク質をとることは、筋肉量の維持に有効である。
3:高齢期になってからの運動は、筋肉量の増加には無効である。
4:筋肉量の減少の主要な原因は、悪性腫瘍(malignant tumor)の合併である。
5:筋肉量の減少は、下肢よりも上肢の方が顕著である。
第28回-問題71
Aさん(70歳、男性)は、65歳で定年退職した後、学生時代の旧友のほか、地域のボランティアサークルで知り合った新しい仲間と親交を深めてきた。しかし、サークルでトラブルが起きるようになって、1、2年前からはサークルへの参加が徐々に減り、安心できる旧友とばかり頻繁につきあうようになった。Aさん自身はこの生活に満足している。
Aさんの生活への適応状況を説明する理論として、最も適切なものを1つ選びなさい。
1:活動理論
2:離脱理論
3:社会情動的選択理論
4:愛着理論
5:心の理論
第28回-問題72
加齢の影響を強く受ける記憶として、最も適切なものを1つ選びなさい。
1:個人の生活の中で生じる出来事や体験に関する記憶
2:学習や経験によって獲得された知識の記憶
3:スポーツなど、自分の体で覚える記憶
4:過去の社会的事件など、自分の体験とは直接関わらない記憶
5:人の顔や風景など、自覚せずに残されている記憶
第28回-問題73
めまいや立ちくらみが時々ある高齢者への介護福祉職の対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。
1:勢いをつけて立ち上がることを勧める。
2:首を左右に振る体操をすることを勧める。
3:降圧薬の服用を勧める。
4:抗不安薬の服用を勧める。
5:転んでもけがをしないように部屋を片づけることを勧める。
第28回-問題74
Bさん(82歳、男性)は、脳梗塞(cerebral infarction)の既往があり、右片麻痺がある。以前から食事中にむせることがあった。半年前には、肺炎(pneumonia)で入院したこともある。昨日から元気がなく、食欲もなくて普段の半分も食べられない。呼吸数は1分間に24回、体温は37.4℃だった。
Bさんに起こっていることとして、最も可能性の高いものを1つ選びなさい。
1:脳梗塞(cerebral infarction)の再発
2:急性腸炎(acute colitis)
3:感冒(common cold)
4:誤嚥性肺炎(aspiration pneumonia)
5:胃潰瘍(gastric ulcer)
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