パーキンソン病(Parkinson disease)に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
1:40歳代で発症することが最も多い。
2:突進現象が認められる。
3:筋肉の異常が原因である。
4:認知症(dementia)を合併することはまれである。
5:発症後5年以内に死亡することが多い。
答:2
1:誤り。パーキンソン病の発症年齢は50~65歳に多く、高齢になるほど発病率が増加する。
2:正しい。パーキンソン病の症状のひとつに突進現象があり、一旦歩き出すと思うように止まれず、小走りになり、ものにぶつかったり転倒したりすることがある。
3:誤り。パーキンソン病は、脳神経の異常が原因で発病する。
4:誤り。パーキンソン病では、認知症を合併することがある。
5:誤り。パーキンソン病が直接的な死因となることは少なく、治療によって発症後10年以上も日常生活を送ることが可能となってきている。