老年期の精神疾患(mental disease)と精神症状に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
1:老年期うつ病(senile depression)は、若年者のうつ病(depression)と比べて抑うつ気分が軽い。
2:アルツハイマー型認知症(dementia of the Alzheimer's type)は、脳の器質的変化を伴わない。
3:うつ病(depression)等で自殺を試みた高齢者が死に至る率は、若年者の場合と比べて低い。
4:せん妄(delirium)は、夜間よりも昼間に生じやすい。
5:老年期に発症した統合失調症(schizophrenia)は、妄想型が少ない。
答:1
1:正しい。老年期うつ病は、若年者のうつ病と比べて抑うつ気分が軽い。
2:誤り。アルツハイマー型認知症は、脳の器質的変化を伴う。
3:誤り。うつ病等で自殺を試みた高齢者が死に至る率は、若年者の場合と比べて高い。
4:誤り。せん妄は、昼間よりも夜間に生じやすい。
5:誤り。老年期に発症した統合失調症は、妄想型が多い。