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第26回-問題119

総合問題4
[事例(問題118から問題120まで共通)]
M君(8歳、男性)はデュシェンヌ型筋ジストロフィー(Duchenne muscular dystrophy)と診断され、地元の小学校に通学している。保育所時代の友達も多く、学校生活でも様々な手助けをしてくれている。
母親は働いていて、小学校の授業が終わる時間にM君を迎えにいくことができない。そこで、放課後等デイサービスを利用しているが、母親は友人から、「学童保育には年齢制限があったけど、M君の利用している放課後等デイサービスは大丈夫なの」と言われた。母親はサービスを利用する際に説明を受けた気もするが、記憶が確かではなく心配になってきた。
最近、M君は歩行が不安定になってきており、母親は、M君が車いすを使用する時期になってきたのではないかと感じている。身体的な機能を考えると、できるだけ歩かせたいと思う一方、歩行を重視すれば、行動範囲が狭くなり、M君の世界を広げることができなくなるかもしれないと考えている。筋力低下がADL(Activities of Daily Living:日常生活動作)に深刻な影響を及ぼし始めている現状を、M君のガイドヘルパーをしているY介護職に、母親はときどき相談している。

M君のようなデュシェンヌ型筋ジストロフィー(Duchenne muscular dystrophy)の人が、車いすを使用するようになっても最後まで自立できるADL(Activities of Daily Living:日常生活動作)として、正しいものを1つ選びなさい。

1:食事動作

2:入浴動作

3:排泄動作

4:更衣動作

5:移乗動作

答:1

1:正しい。筋力の低下、筋の萎縮、関節の拘縮が進行しても、食事動作は比較的自立しやすいといえる。

2:誤り。筋力の低下、筋の萎縮、関節の拘縮が進行すると、入浴動作を自立することは困難である。

3:誤り。筋力の低下、筋の萎縮、関節の拘縮が進行すると、排泄動作を自立することは困難である。

4:誤り。筋力の低下、筋の萎縮、関節の拘縮が進行すると、更衣動作を自立することは困難である。

5:誤り。筋力の低下、筋の萎縮、関節の拘縮が進行すると、移乗動作を自立することは困難である。

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