Eさん(36歳、男性)は、脳性麻痺(cerebral palsy)がある。母親(60歳)と二人暮らしである。Eさんは、四肢麻痺のため体位変換に介護が必要で、居宅介護を利用している。最近、母親は腰痛を訴えている。
母親に対する介護職の支援として、最も適切なものを1つ選びなさい。
1:「介護は負担ではない」と母親が言ったので、見守る。
2:腰痛で悩んでいる母親に、コルセットを提供する。
3:母親の介護方法を尊重しながら、腰の負担が軽くなる方法を提案する。
4:Eさんの生活を、ベットから畳に変えるように指導する。
5:母親の負担を減らすため、Eさんと母親の2人分の食事を作る。
答:3
1:誤り。母親は腰痛を訴えているため、負担軽減のための支援が必要である。
2:誤り。介護職がコルセットを提供することは適切でない。腰痛については医師の診断を勧めるべきである。
3:正しい。母親の介護方法を尊重しながら腰の負担が軽くなる方法を提案することは、介護職として適切な支援である。
4:誤り。体位変換には畳よりベッドの方が負担が少なく、Eさんの生活をベットから畳に変えるように指導することは不適切である。
5:誤り。利用者以外の食事を作ることは、居宅介護の業務としては適切でない。