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第24回-問題118

総合問題4
[事例(問題118から問題120まで共通)]
Nさん(75歳、女性)は一人暮らしで、公営住宅の3階に住んでいる。公営住宅にはエレベーターはない。10年前より高血圧の内服治療を受けている。軽度の知的障害があるが、通常の生活を送っている。近所に住んでいる甥は週に1回程度Nさん宅を訪問し、金銭管理面の世話をしている。
1か月くらい前から、いつものように動くと息切れがする、疲れやすい、足がむくんでだるい、お腹が張るなどの症状がNさんに出現した。主治医から「心不全(heart failure)を起こしているから安静にするように」と告げられた。入院治療を勧められたが拒否し、自宅での生活を続けることになった。甥はNさんのことを心配し、介護保険制度を利用することを提案した。

Nさんは、訪問介護サービス〔週3回(昼のみ)〕、訪問看護サービス〔週1回〕を利用することになった。訪問介護員がNさんの状態について訪問介護員がNさんの状態について訪問看護師に報告する内容として、最も優先すべきものを一つ選びなさい。

1:口臭の有無

2:体重の変化

3:便の回数

4:睡眠時間

5:家事動作

答:2

1:誤り。口臭の有無は心不全との関連性が低く、訪問看護師に報告する内容として優先されるものではない。

2:正しい。心不全になると腎臓への血流も減るため尿量が少なくなり、体に水分がたまって体重が増加する。体重管理が重要となるため、体重の変化は訪問看護師に報告する内容として最も優先すべきものといえる。

3:誤り。Nさんが便秘であるという記述はないため、便の回数は訪問看護師に報告する内容として優先されるものではない。

4:誤り。睡眠時間を十分とることは大切なことではあるが、訪問看護師に報告する内容として優先されるものではない。

5:誤り。主治医から安静にするよう指示が出てはいるが、家事動作は訪問看護師に報告する内容として優先されるものではない。

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