Home > 介護技術 > 第22回-問題93

第22回-問題93

[事例(問題92から問題94まで共通)]
Eさん(70歳、女性)は、5年前に脳梗塞となった。右片麻痺の後遺症があり、2年前から介護老人福祉施設に入所している。移動は車いすを使用し、日中はトイレ、夜間はポータブルトイレで介助を受けながら排泄し、失禁はなかった。娘が頻繁に面会に来ていたが、半年前からがんの治療のため、面会に来ることができなくなった。そのころからEさんの活気がなくなってきた。食事はスプーンを使用し自立しているが、次第に食事量が少なくなってきている。もともと風呂好きであったが、最近は入浴を拒みがちである。また、日中でもベッドで眠っていることが目立ち、行事への参加を促しても「いやです」と言う。

Eさんは最近、昼夜を問わず紙おむつを使用することを望むようになった。Eさんへの支援の方法に関する次の記述のうち、最も適切なものを一つ選びなさい。

1:紙おむつを使用する。

2:トイレへの誘導は意図的に行わない。

3:就寝前の水分摂取を制限する。

4:留置カテーテルの使用について医療職と相談する。

5:排泄の間隔を観察する。

答:5

1:誤り。なぜ紙おむつを使用したいのか話を聴き、介助を受ければ排泄できる状態なのに紙おむつを使用することは適切ではないことを説明する必要がある。

2:誤り。現状では介助を受ければ排泄できるので、トイレへの誘導を意図的に行っていく必要がある。

3:誤り。水分摂取を制限することは。脱水を起こすおそれがあり危険である。

4:誤り。介助を受ければ排泄できる状態なので、留置カテーテルの使用について検討する必要はない。

5:正しい。排泄の間隔を観察し、定期的にトイレへの誘導を行っていく必要がある。

スポンサーリンク

Home > 介護技術 > 第22回-問題93

Page Top

© 2011-2022 過去問.com