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認知症の理解
第24回-問題77
グループホームにおける認知症ケアに関する次の記述のうち、適切でないものを一つ選びなさい。
1:利用者同士がなじみの関係になれることを重視する。
2:利用者が力を発揮できる場面をつくる。
3:行動・心理症状(BPSD)の治療に焦点を当てる。
4:家庭的な環境をつくる。
5:地域との交流を進める。
第24回-問題78
成年後見制度における法定後見に関する次の記述のうち、正しいものを一つ選びなさい。
1:判断能力が低下する前に契約することができる。
2:申立て人は本人か四親等以内の親族でなければならない。
3:申立て先は本人の住所地の都道府県である。
4:後見人には法人が選ばれることもある。
5:後見人はその職務として本人の死亡後の葬儀を行わなければならない。
第24回-問題79
Bさん(83歳、要介護2)は、妻(78歳)と二人暮らしである。3年前から物忘れが多くなり、半年くらい前から一日中、何もしないで過ごすようになっている。最近では入浴を嫌がるほか、日常生活全般に見守りや介助が必要になっており、失禁のためおむつを使用している。現在、訪問介護を週2回利用しているが、妻は、最近疲れるようになってきたと訴えている。
Bさんが在宅での生活を続けるために当面必要とするものとして、最も適切なものを一つ選びなさい。
1:認知症対応型通所介護
2:認知症対応型共同生活介護
3:通所リハビリテーション
4:居宅療養管理指導
5:特定施設入居者生活介護
第24回-問題81
在宅療養中のCさん(72歳、男性)は、転倒し後頭部を打ったが、いつもと様子は変わらなかった。しかし4週間たった頃より、物忘れが急速に強くなり、ここ数日、ふらつくようになった。
Cさんの疾患として、最も可能性の高いものを一つ選びなさい。
1:アルツハイマー型認知症(dementia of the Alzheimer's type)
2:血管性認知症(vascular dementia)
3:慢性硬膜下血腫(chronic subdural hematoma)
4:クロイツフェルト・ヤコブ病(Creutzfeldt-Jakob disease)
5:前頭側頭型認知症(frontotemporal dementia)
第24回-問題82
レビー小体型認知症(dementia with Lewy bodies)の症状の特徴として、適切でないものを一つ選びなさい。
1:パーキンソン症状
2:鮮明で具体的な内容の幻視
3:初期からの人格変化
4:症状の日内変動
5:転倒しやすい
第24回-問題83
長谷川式認知症スケールに関する次の記述のうち、適切なものを一つ選びなさい。
1:知能指数(IQ)で評価する。
2:心理症状、行動障害に関する質問から成る。
3:うつ状態の有無を知ることができる。
4:記憶、見当識、計算などに関する質問から成る。
5:点数(得点)が高いほど重症である。
第24回-問題84
Dさん(80歳、女性)は、数年前から物忘れが多くなっている。一人息子は遠方におり、長く夫と二人暮らしをしていた。半年前に夫が亡くなり、現在のDさんは、夫が亡くなったことを嘆いていたかと思うと、別の日には夫が帰ってこないと心配して、近所を歩き回るといった状況である。今回、グループホームに入所することになった。
入所後の生活支援として、最も適切なものを一つ選びなさい。
1:たびたび面会に来るよう息子に連絡する。
2:夫の位牌や仏壇は息子に預かってもらう。
3:一人にならないよう、常に見守る。
4:家具の配置は掃除のしやすさを優先する。
5:家事等に参加できる機会をつくり、役割をみつける。
第24回-問題86
地域包括支援センターに関する次の記述のうち、適切なものを一つ選びなさい。
1:地域の介護支援専門員が抱える支援困難な認知症事例について直接対応する。
2:精神保健福祉士の配置が義務づけられている。
3:通所している認知症の人に創作的活動や生産活動を提供して、社会との交流を促進する。
4:成年後見制度の活用促進や消費者被害の防止に取り組む。
5:近隣の住民からの要請で、近隣の住宅に無断侵入する認知症の人を施設に入所させる手続きをする。
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